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1773 かなり初歩的な質問ですいませんが.300ウェインチェスター弾(なんて読むんですか.300は)、サブソニック弾なぜ前者は普通の7.62mmより威力があり後者はソニッククラックを発生せずに発射できるの何故ですか?両者とも外観も普通のNATO弾とは違うのですか。
10mm弾や50口径は玉の先端がクレーターじょうになってるのはなぜですか?
9mm、45口径は丸いのですが丸いのとクレーターじょうのではどう違いがあるのですか?

AK74

  1. 自分は.300Win「どっと300ういん」と呼んでます・・・航空機の略称でも似たようなお題が出てますが、自分の好きな呼び方、ある程度通じる呼び名なら特になんでもいいと思いますよ。
    さて、なぜ.300Winは通常の7.62より威力があるのか?単純に薬莢が7.62NATOよりも長いので火薬がたくさん入るからです。
    参照
    http://www.special-warfare.net/data_base/

    サブソニック弾というのは、音速を超えない弾のことです。
    通常ライフル弾などは秒速400m位の速度で飛翔します。音速とは340mですから、秒速340mを越えると空気の振動による衝撃波が発生することになります。
    コレは通称音速の壁といい、かなりの音と衝撃を発します。
    つまり火薬の量を減らしたり、弾頭重量を変えたりすることによって弾自体が音速を超えないように加工した弾のことです。
    外見上の違いといえば混同しないようにマークや色を変えることくらいだったように記憶しています。

    YAS

  2. 先端がクレーター状>ホローポイントと呼ばれる弾頭です。

    この形状の弾は9mmや45口径の弾でも普通に存在しています。50や40口径専用ということはないです。
    弾が人体に命中したとき、丸いor尖った弾頭の場合は人体を貫通してしまい、運動エネルギーの一部がムダになってしまうのに対し、この形状の弾は着弾の衝撃で先端がキノコ状に変形して停止、つまり運動エネルギーが全て体内で発散されるため内臓や組織に対して非常に大きなダメージを与える事ができます。
    確実に相手を停止させる事ができることから警察等が好んで使用する傾向があるようです。
    YAS

  3.  2に補足。
     ライフルや拳銃に使用される弾薬の弾頭は、基本的に以下の3種があります。

    1/鉛弾(レッド・ブレット)
     文字通り鉛(または鉛合金)のみで作られている弾頭。鋳造で作られることが多いのでキャスト・ブレットとも。
     大体19世紀頃まで銃弾といえば鉛弾のみでした。

    2/フル・メタル・ジャケット(FMJ)
     鉛を弾芯として、銅やニッケル等の固い金属の被甲(ジャケット)で底部以外の全体を包んだ弾頭。弾頭の先端が丸いものはラウンド・ノーズ(RN)ともいいます。
     変形しにくく貫通力に優れるのが特徴。軍用弾薬の弾頭はFMJのみです。

    3/ダムダム弾
     FMJの被甲の先端部を切り欠いて鉛の弾芯を露出させた弾頭。被甲を切り欠いただけのソフト・ポイント、ご質問にあるように被甲を切り欠いてさらに露出した弾芯に孔を開けたホロー・ポイントに大別されます。
     人体等の柔らかいターゲットに命中すると弾芯がキノコ状に変形し、発散された運動エネルギーと相まって内部を広範囲に破壊する・・・という原理は2で説明されている通りです(^^ゞ FMJと比べて破壊力がダントツに大きいために不要な苦痛を与えるとして、軍用としては使用が禁止されていますが、狩猟用や確実に相手を行動停止させる必要がある警察・公用関係では広く使用されています。

    ブラック・タロン

  4. >2.に補足
    御質問の”.300ウェインチェスター弾”とは .300WinchesterMagnum 弾の事だと思いますが(後述)、
    >.自分の好きな呼び方・・・・・・という事で、私は「さんまるまる うぃんまぐ」と呼んでいます。

    Q.普通の7.62mmより威力があり・・・・
    A..300WinMag は .308Win(7.62NATO)の約1.5倍の発射薬量で、初速を稼いで威力を持たせています。
      (但し発射薬自体は、.300WinMag の方が、やや燃焼速度の遅い火薬を使用しています。)

      又、弾頭(Bullet)は、.300WinMag, .308Win 共に ほぼ共通の物を使用しますが、初速差、弾道相異により、
      ライフリングツイストは相異します。

              ツイスト    初速 (一例)

     .300WinMag :  1-10in    約990m/s  9.7g(150gr)弾頭使用時

     .308Win   : 1-12in 約850m/s    同    上


    余談
     ”.300ウェインチェスター弾”という表記だけだと、
     .30-30Winchester(別名 .30-30WCF、又は Win7.62x51Rとも言う)というライフル弾も存在しますので混乱します。
     
     但し、この弾薬は、1890年代(黒色火薬から、無煙火薬に移行の頃)の弾薬ですので、
     .308Win弾との比較対象にはなりませんので、除外しました。

    以上 簡略で失礼。
    軌跡の発動機?誉

  5. >御質問の”.300ウェインチェスター弾”とは .300WinchesterMagnum 弾>の事だと思いますが(後述)、
    最近は「サボッテル」んで新種の実包が登場したのか思ったんですが。
    良かった良かった。(笑)

    >Q.普通の7.62mmより威力があり・・・・
    >A..300WinMag は .308Win(7.62NATO)の約1.5倍の発射薬量で、初速を>稼いで威力を持たせています。

    「反動は、308とあんまり変わらないじゃんとか思って撃ってたら、翌日になったら腕に内出血が起きてた。やっぱりマグナムはなめたらいかん。」
    某ベテランライフル射手談

    「撃ったら反動をうまく流せずに、スコープで眉の部分をざっくり切ってしまった。やっぱりマグナムはなめたらいかん。」
    某初心者ライフル射手談



    SAW


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