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1808 西部劇の資料あさり中にコルト・ビズリーなるピースメーカーに似たモデルを
見かけたんですが、写真しかなかったのでグリップの曲がり具合くらいしか違いがわかりません(ピーメよりやや小型?)。口径やこの銃の歴史背景、あるいは取り扱い上の利点や特徴など、なるべく詳しく教えていただけないでしょうか? お願いします。

季色

  1.  似たモデルどころか立派なコルトSAA(ピースメーカー)のバリエーションの一つです(笑)。

     コルトSAAビズリー・モデルは、SAAをよりターゲット射撃向きに改修したもので、独特の形と角度を持つ細身のグリップとハンマーおよびトリガーを備えているのが特徴です。19世紀に多くの射撃大会が催されたイギリスのビズリー射撃場が名前の由来です。1895〜1912年までに44,348挺が製造されました。
     基本的にSAAのバリエーションであるため、通常モデルと同様に7-1/2インチ、5-1/2インチ、4-3/4インチの各銃身長のモデルが作られ、口径も.32コルトから.450エレーまで17種類が用意されていました。主に作られたのは.32-20、.38-40、.41コルト、.44-40、.45LCのモデルです。
     また、より射撃向けのモデルとして、フレーム上面をフラットにして独立リア・サイトを備えたビズリー・フラットトップもあり、こちらは15種の口径で915挺が製造されました。

     1912年以降、コルト社によるビズリー・モデルの製造は再開されていませんが、1980年代にアメリカのメーカーがイタリア製レプリカを販売したり、スターム・ルガー社が自社のブラックホークやシングルシックスをベースにしたビズリー風モデルを製造しています。

     ビズリー・モデルの使用感等についてはより詳しい方にお任せいたします。
    ブラック・タロン

  2.  ↑回答はすぐ拝見させて貰ったのですが、そのあと設定資料(恥ずかしながら、高校の文芸部で副部長やってます)の作り直しなんかしてまして、お礼を言うのが遅れてしまいました。
     アマながら物書きの端くれとして、半ば趣味として、キャラに持たせる銃器に妙なこだわりを持っています。
     大変参考になりました。ありがとうございます。
    季色


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