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1894 大河ドラマとかを見ていると、弓矢が鎧を貫通するシーンが多数あります。あれって、鎧の意味があるんですかね…?(^^;
それとも、弓矢の威力が案外強いだけですか?
シロウト将軍

  1. 実際に私が、試したわけではありません。
    伝聞ということでお聞きください。

    友人に古武術をやっている者がいますが、彼曰く「タダの演出」だそうです。
    実際は、鎧を着ている人間を倒すには、脇や股間、喉などの鎧の無い部分を狙う必要性があるそうです。

    まあ、たしかに映画のようにプスプスと槍や矢が刺さっては、着ている意味が無いですから。
    Sparrow

  2. なるほど…。股間は有効ですね。(爆)
    けど、戦国時代以降のほぼ全身を守られているような鎧に対しては、どうなるんですか?よく、敵陣に向かって無差別に矢を射ちまくるシーンがありますが、戦国時代以降のような鎧では、ほとんど回避されてしまうのではないですか?
    シロウト将軍

  3. 全員が全員、立派な甲冑を装備していたわけではありませんしね。
    戦場を駆け回らねばならない足軽などは、武将クラスにくらべれば
    はるかに軽装なわけですから、一定の効果はあったのだろうと思います。
    足軽の負傷は、矢傷や鉄砲傷が一番多かったとも聞きますし。
    逆に考えれば大将が流れ矢で死ぬようでは困りますから、全身くまなく
    覆っているともいえるのではないでしょうか。
    ライフルマニア

  4. 鎧を作るとき計算するに決まってるだろ。角度とか。

    真正面なら貫通する矢でも、当たり方次第では弾かれるから、
    全く無意味ということはないんじゃない?
    マシコー

  5. 中世ヨーロッパや古代ローマの歩兵はどうですか?大きな盾を装備していましたから、あれで弓矢はほとんど回避できるんじゃないでしょうか?
    シロウト将軍

  6. 日本の鎧に矢は「刺さる」そうです。
    基本的に多層構造になっているらしく表面は抜けても内側で防ぎ、中身は無事と。
    強度と防御を考えた結果の構造らしいです。
    ↓こちらのサイトに中世の武具や戦法の詳しい考察があります。
    http://member.nifty.ne.jp/bintaro/siryousitu.htm

    taka

  7. 日本の鎧は西洋の鎧に比べると、強度的には弱いです。
    いわゆる南蛮甲冑の普及以前、火縄銃はスパスパ鎧を貫通していたそうで。
    弓矢に関しても、当たり方次第では貫通はあり得ると思います。
    あ、あと弓矢の乱れ撃ちですが、合戦開始時の景気づけ(笑)とともに、
    敵将の馬を狙って傷を負わせ、暴れさせることで陣形の混乱を狙う目的
    があるそうです。
    季色

  8. 中世ヨーロッパの鎧も近距離なら長弓&弩&鉄砲どれでも近距離なら抜けました、むしろこの中で一番威力弱いのは鉄砲かもしれないです。西洋で鉄砲が普及したのは長弓は連射が利くが日ごろの訓練を要する、そのうえ唯一まともに使えた英国が内乱で優秀な射手を失ったため、廃れた。ゆえに使用の簡便さもあいまって弩が主流であったが、大体同じか一寸威力が弱いが3〜4分の1の価格で製造が可能なため、廉価版投射武器としてすこしずつ浸透していったためです。鉄砲の発明が真にその効能を発揮したのは16〜7世紀にホイールロックピストルがあらわれて重装騎兵を戦場から駆逐したことです。
    紅葉饅頭

  9. 高校の時弓道部だった頃の乏しい経験でモノを言う恥っかきをお見逃しください(汗
    弓道で、「遠的」という遠く(男子60メートル、女子50メートル)の的を射る競技があるんですが、この的は約10センチ位の厚みのある藁を編んだ、直径二メートル(位だったような)の円型をしたシロモノです。
    で、弓の重さ(引くときの。要はパワー)にもよるんですが、アルミ製の軽い矢でも矢尻が向こう側へ突き抜けるケースは多々目にしました。
    そこから類推すれば、当時武士が使っていた弓は高校生の使っていたモノと比べて種類も重さも段違いで、かつ矢も重かったでしょうから、割合甲冑は貫通したのではないかな、と思ったりします。無論当たり所など、諸条件あるでしょうけれど。
    satoski

  10. ちょっと変でした。

    約10センチ位の厚みのある藁を編んだ、

    約10センチ位の厚みのある、藁を編んだ、

    です。
    satoski

  11. 更に言いますと、この藁の的自体には、狙うための、もしくは同数中りの場合の勝敗判断用の、段ボール製の星(ブルズアイ)を手前に貼り付けていました。要は複合装甲だったわけですが(笑)、それでも突き抜けていたわけです。
    satoski

  12. >8 ヨーロッパの矢には鎧を抜く為に矢尻にわざとカエシを付けず、先端を三角錐や四角推の先鋭な形状に砥いで焼き入れを施した代物もありますね。
    ささき

  13. 私も高校時代の経験なのですが、ご参考までに。
    アーチェリーの場合、弓を弾く力は和弓の二倍程度を要します。射程は200m以上ってとこでしょうか。ちゃんとした訓練をすればそれでも30cm以内には集弾しますよ。

    で、悪戯でアルミ缶を縦に3つ並べて、50m程度で撃ってみたんですが、あっさり全部貫通して、後ろの畳にちゃんと突き刺さりました。
    もちろん大目玉:校庭5周でしたw
    ひろ

  14. 矢尻の形状によって使い分けがされていたらしいです。
    鎧は抜けない殺傷力重視の矢尻とか、殺傷力は低いが鎧を貫通しやすい形状の矢尻とか、先端が二股になった(狩又)切断用の矢尻、刃が付いていない打撃用(鎧を貫通せずに衝撃で中身を傷つけるもの)などがあったそうです。


    ハーバード・西


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