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1950 アメリカ軍の歩兵用ヘルメットなのですが
1,いつごろ今の形になったのでしょうか?ベトナム戦争のころの写真等では旧型なのでそれ以降ということはわかるのですが
2,形を変えたと言う事は旧型では何か不都合があったと言う事なのでしょうが(そうでなければ素材はともかく形を変える必要が思いつかない)それは何なのでしょうか?

ポトリオット

  1.  米軍が現用のPASGTヘルメット(PASGTと総称される米軍の新歩兵用個人装備システムの中に含まれるもの)を配備し始めたのは1982年からで、米陸軍の精鋭部隊として知られる第82空挺師団を皮切りに配備されていったようです。
     PASGTヘルメットは防弾素材として知られるケブラー樹脂で作られており、基本的に耐破片用であることには変わりないですが、従来のM1ヘルメット(スチール製)に比べて銃弾に対する防護性能はアップしているようです(といっても拳銃弾程度と認識されたし)。形状は側頭部を保護するためにヘルメット後部が大きく下に張り出しており、この形が旧ドイツ軍のM35等のヘルメットに似ていることから『フリッツ・ヘルメット』と俗称されています。また、この形状は避弾性能も考慮したものとされています。

     米軍がPASGTヘルメットを採用して以降、各国軍もこれに追従してケブラー製ヘルメットやフリッツ形状のヘルメットを採用するところが増えています。自衛隊も独自開発の88式鉄帽(制式名称は鉄帽だがケブラー製)を採用しています。
    ブラック・タロン

  2. なるほどそういう事情があったのですね。分かりましたありがとうございます
    ポトリオット


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