QQCCMMVVGGTT
1955 ドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」でウィンターズ中尉はいつもM1ガーラントを使っていました。そこで質問なんですが実際に将校がM1ガーラントを持つ事はあったのでしょうか?あと一般的に将校の拳銃は私物ですが米軍ではガバミント(パットン将軍は除く)以外に好きな拳銃を持つ事が出来たのでしょうか?
ラバーバンド

  1. >第2次大戦時の米軍制式拳銃
     将校が自由に選べたかどうかまではわかりませんが、第2次大戦時の米軍はM1911A1(コルト・ガバメント)ピストル以外にもいくつかの制式拳銃を擁していました。

     S&W M1917とコルトM1917は共にM1911/M1911A1ピストルの不足を補う目的で第1次大戦中に生産されたダブル・アクション・リボルバーで、M1911と同じ.45ACPを発射できるよう設計されています。第1次大戦後モスボールされていましたが、第2次大戦が始まると再びM1911A1の補完装備として部隊に再支給されました。なお、この2種は戦後日本警察に供与されて使用されました。
     一方、警察用の.38スペシャル口径ダブル・アクション・リボルバーを軍用向けに小改良して納入したものとしてS&Wビクトリー・モデルとコルト・コマンドがあります。こちらは主に航空部隊や後方の警備要員等に支給されました。
     また、上級将官や軍医、憲兵将校、軍属、OSSの特殊任務隊員等向けには中口径自動拳銃のコルト・ポケットM1903/M1908が支給されました。口径はM1903が.32ACP、M1908は.380ACPです。ちなみにM1903は民間向けにも販売されており、旧日本軍の将校にも愛用されていました。
    ブラック・タロン

  2. グランドパワー98年2月号に「自衛のためと思しきM1ガランドを携行する第82空挺師団長」という旨のキャプションのついた写真が載っています。
    撮影の状況やらについては何もわからないのですが、前段のご質問に関する一つの傍証ではあるかもしれません。
    ヒロじー


Back