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1979 軍用銃などで見る「パーカライズド・フィニッシュ」とは「つや消し塗装」の意味でしょうか?あとこの塗装処理にはどういった効果があるのでしょうか?
ハインツ

  1. いわゆる、「黒錆」を発生させる方法です。だから鉄の部分しか出来ないんだけど。
    錆止め(赤錆防止)と、偽装との両方の観点から実施します。

    はいどーも

  2. >1.いわゆる、「黒錆」を発生させる方法・・・
    これは、「アルカリ着色」、俗称「黒染」の事と思いますが。

    >.パーカライズド・フィニッシュ→「パーカーライジング」→「りん酸塩皮膜処理」これらの言葉でウェーブ検索すれば、
    それなりの情報を得られると思います。

    軌跡の発動機?誉

  3. >2
    勉強しました。
    パーカー処理=「黒染め」及び「パーカーライジング」の総称ってなってました。
    パーカー処理=パーカーライジングと思いこんでいた当方のミスであります。
    ハインツ氏にはお詫び申し上げると共に軌跡の発動機?誉氏にはいつもながらの鋭い指摘(というか、裏づけ取れよ自分)ありがとうございました。


    はいどーも

  4. >2
    大変勉強になりました。防錆、耐摩耗の効果があるのですね。

    >3
    お詫びなんてとんでもない、へたれ軍事オタクの私には「錆止め」で
    十分のような(笑)
    ハインツ

  5. 誉さんが言われる様に、軍用でパーカライジングと云うと「リン酸塩皮膜処理」の事でしょうね。
    アメリカのミルスペックで「MIL-P-16232D」と云うのがこれにあたります。
    この中でリン酸マンガン皮膜とリン酸亜鉛皮膜の兵器類を対象とした規格が定められており、
    防錆油や染色処理等の組み合わせで、それぞれクラス1〜4Eの7段階の防錆能力が規定されています。
    イギリスでは「BS3189」ドイツでは「DIN50942」がありますが、兵器専用規格かは判りません。
    日本では防衛庁規格の「NDS-XXG-8102」がこれにあたるそうですが、
    残念ながら内容を見たことはありません。。。
    papanambu

  6. >3.はいどーも さんの回答・・・・・何かおかしいです。
    >5.papanambu さんの回答・・・・・さすがです。

    パーカー処理と黒染処理(アルカリ着色)は同一のものではありません。
    確かに、両者とも化成処理メッキの範ちゅうですが、処理液が相違し別物です。
     (化成処理: 化学的処理によって金属表面に安定な化合物を生成させる事。
      りん酸塩処理・黒染処理・クロメート処理などがある。 JIS-Z-0103より抜粋)

    私が、安易にウェーブ検索を薦めたのが良くなかったかも知れません。
    某社のHPで同一の様に書かれているのが見受けられましたが、それはおかしいです。
    パーカー処理を黒染だと言っているのは、数人規模の町工場のオヤジのレベルです。(オヤジさん、御免なさい)

    本件質問は銃器・軍用関係の話題ですが、例えば下記の様に軍用規格で、パーカー処理と黒染処理は別々に存在し、
    適時処理されています。

    1.MIL規格(米国軍用規格)
      ・パーカー処理・・・・・MIL-P-16232, Phosphate Coating.
       (Parkerizing, Parkerized という呼び名は確か商品名で、正式にはPhosphate)

      ・黒染処理・・・・MIL-C-13924, Black Oxide Coating.


    2.極東某国では、下記の防衛規格が有る様です。 ここの一番下。
         http://www.jda-trdi.go.jp/nds/nds-g.htm

       ・NDS G 8103B 鉄鋼用りん酸塩皮膜。
       ・NDS G 8104B 鉄鋼用黒色酸化皮膜。

      でも、この規格は、わりと死語・死規格の感じもします。

    3.日本・JIS規格では残念ながら、両処理に関する規格は存在しない様で、個々にメーカーやメッキ業者が
      独自のノウハウで処理しているのが現状です。


    4.さて、素人さんにも解りやすいHPを見つけましたので紹介します。
      右端の“黒染”と“リューブ”(パーカー処理)の欄 を見てください。そして各々の特徴を理解しましょう。
        http://www.sanwa-p.co.jp/html/mame_1.html

      こちらは別のHPですが、出来上がり参考写真。
        http://www.tecs-k.co.jp/kasei.htm

      りん酸塩処理は、もう少し色を付ける事は可能です。 例えば、俗に言う”黒鉄色”とか!!


    以上 メッキに関しては素人ながら解説してみました。 
    補足、訂正 等、メッキ専門知識のある方のフォローを、お待ちします。 

    〜?誉

  7. 追伸
    ↑5.4 右端の“黒染”と“リューブ”(パーカー処理)の欄 を見てください。
      見るだけでなく、ちゃんとクリックして開いてくださいね。

    *「MIL-P-16232D」の内容を御存知な、papanambu さんは 只者ではないですね。

    〜?誉

  8. >6
    >7
    ちゃんとクリックしてみました。
    というより、そんなことは解っています。(ですからミスであったと述べています)
    パーカーライジングがパーカー処理、黒染めはパーカー処理になってないではないかと言うご意見だと思います。
    ただ、web上では結構「パーカー処理:本来リン酸塩皮膜処理のことであるが」と前置きを置いた上で、黒染もパーカー処理(もしくは単に「パーカー」)に含めています。
    それどころか、「パーカーとは、化成処理の総称」とまで言ってるページもありました。
    それを踏まえて、黒染をパーカー処理の一つと判断したんですが、やはりおかしいのでしょうか(涙)
    もちろんパーカーライジングを黒染めとは思っていません。だから「パーカー処理」にしたんですけど。(逆効果だったみたいですが)
    もともとは、最近、某極東のその筋の記事に掲載されていた「パーカー処理」の紹介が「黒染め」のことだったことがいけないんですけどね。

    はいどーも


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