戦車兵の個人武装は空きスペースの問題から拳銃、サブマシンガン、あるいは歩兵ライフルを短縮したカービン等に限られる傾向が見られます。

　米軍戦車兵の場合、第２次大戦や朝鮮戦争ではトンプソン系やＭ３系（グリースガン）のサブマシンガンを装備していました。大戦末期には戦車兵用にＭ１ライフルの短縮型（通称Ｍ１タンカー）が少数発注されています（Ｍ１カービンが戦車兵用にも使われたかどうかは手元に資料がない）。現在はM16A2の短縮型であるＭ４カービンを装備しています。
　日本の場合、旧陸軍では38式歩兵銃の短縮型である38式騎銃が戦車兵や砲兵等に配備されていました。戦後の陸上自衛隊は創設以来長らくM3A1グリースガンを戦車隊員に配備していましたが、現在は89式小銃の折り畳み式銃床型を装備しています。

　スイス軍戦車兵については資料不足のためわかりませんが、現在はStgw90（SIG SG550）またはその短縮型が使用されている可能性が高いでしょう。
ブラック・タロン

回答どうもありがとうございます、
参考になりました。　
少なくともスイス軍戦車兵は拳銃のP220くらいは持っているのですね
瑞西