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2093 ある小説で日本軍が原爆の事を<特殊爆弾>と呼称しているシーンがありました。実際に日本軍は原爆のことをそう呼んでいたのでしょうか?
モーグリ

  1.  原子爆弾、原爆と言う名称は戦後のものです。投下当日の新聞には敵の新型特殊爆弾と書かれております。

    hush

  2. 原子爆弾の名称は、日本の原爆開発計画でも使用されていました。たしか最初は「ウラン爆弾」後に「原子爆弾」と呼ばれた筈。
    「新型爆弾」が「原子爆弾」であることは、投下の数日後に陸海軍合同調査団が確認しています。

    カンタニャック

  3. 原子爆弾関連の切り抜き記事を掲載しているサイトがありました。
    http://www.asahi-net.or.jp/~uu3s-situ/00/50nen8.html
    この中で、「強烈な赤外線作用」という縦の見出しがついた囲み記事には「原子爆弾の解剖」と
    表題が付けられています。この記事が戦時中か戦後かはっきりしないのですが、サイトを読む限り
    対策手段が書かれており、戦時中の記事のようです。
     サイト作者によると、原子爆弾と言っていたものを新型爆弾と呼ぶように通達が出されたという
    ことです。この点から、軍部も公式には原子爆弾と認めず新型爆弾と呼称していたのかもしれませ
    んね。

    内巻き

  4.  「原子爆弾」の用例として、「科学朝日 報道と解説」昭和20年1月15日号に、「V3号は原子爆弾か 喧々諤々・ロンドンの憶測」と題された記事があります。
     「タイム」誌の記事を紹介した後、解説に「原子核エネルギーを利用して火薬に代用しようという構想では、従来ウラニウム爆弾が考えられていたが(略)矢張りサイクロトロンに重水素を用いて原子破壊を行うのであろう」と記述されております。
     新聞が「新型爆弾」の語句を用いたのは、国内インテリ(特に科学陣)の動揺を怖れたものと推測されます。

     蛇足ですが、「科学朝日 報道と解説」昭和20年2月1日号では、「V3号は冷凍弾か 人畜の生存を許さぬ威力」と題されたインチキ?記事(ベルギーのカナダ軍陣地にV3号が落下し、半径150米以内にいた人畜が凍結した、と云うチューリッヒ発の報道によるもの)も掲載されております(笑)。
    印度総督

  5. >4 印度総督さんへ
    航空朝日のコラム(40〜41年頃か?)で、レシプロエンジンのシリンダーの中で核爆発をおこなういう豪快な「原子力エンジン」(正式の名称は覚えていません)を取り上げたコラムを読んだ記憶があるのですが、どうしても見つかりません。印度総督さんはごぞんじありませんか?

    真面目な情報
    核分裂の発見から原爆開発に至る過程は、この年表でだいたい分かります。労作です。
    http://www.netlaputa.ne.jp/~kitsch/atomic/atomtl01.htm
    カンタニャック

  6. >5 カンタニャックさん
     「航空朝日」ではなく、「科学朝日」の方でした。昭和18年9月号「科学者の夢」と云うタイトルのコラムです。書いた人は東大の富塚 清 工学博士。私もこの記事を読んだ時、びっくりしたクチです。

     シリンダーの中でウランが爆発しているイラストの衝撃だけが記憶にあったのですが、ちゃんと核分裂エネルギーで缶を焚き、蒸気タービンでプロペラを廻す図もありました(原子力船まんまですね)。
     しかし、この方法だと航空機用発動機には不向きだとして、くだんの豪快な「原子力エンジン」の図を出してみたものの、どうすれば実現できるのかまでは判らない、と結んでいます。

     余談でありますが、以下火災の危険の無い燃料、水中と空中で活動出来る飛行機(潜水艇)の話があり、最後は高加速度に耐えうるために、「うんと幼い時から」ブランコに改良を加えた器具で訓練すれば、空中戦に強い人体が出来るはずだ(『スターウルフ』かい!)、と云う、これまた凄い話で終わっております。
    印度総督

  7. >6 インド総督さん。ありがとうございます。科学朝日でしたか。

    カンタニャック


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