QQCCMMVVGGTT
67 ヒトラーとナポレオンは行動やその精神構造がよく似ている
といわれ、いかがわしいオカルト本なんかでは
ケネディとリンカーンのように
ヒトラーはナポレオンの生まれ変わりだとか
ヒトラーにはナポレオンの怨念がとりついてた
なぁ〜んて爆笑もののこじつけをよく見かけますが
そういった眉唾ものの話とはべつに
ヒトラーとナポレオンの軍人としての類似点や相違点を
教えてもらえたら、これ幸いです。
とくに行動(ロシアやイギリスに対する)を
どんな意見でもいいんで教えてもらえませんでしょうか。
横空

  1. 「軍人としての」ナポレオンとヒトラーは天と地ほども違います。ナポレオン=ボナパルトは天才的指揮官ですがアドルフ=ヒトラーは指揮官としては普通だと思われます。
    なぜなら、ナポレオンは常に自ら軍を率いて戦いつづけていましたが、ヒトラーは政治家として軍に命令を下し「戦わせていた」からです。つまりヒトラーは政治家なのです。ちなみに彼は選挙で首相となり正式な手続きで総統となっています。ヒトラーは新兵器に対してある程度、慧眼はあったようですが、軍人としては「ヒトラーが滅茶苦茶な命令を出したからドイツ陸軍が勝てなかった」といわれる程度の才能しかなかったと思われます。
    ロシアに対する行動もイギリスに対する行動も両者の性質が似てるから似たような行動を取るのではなく、フランスもドイツもヨーロッパを征するには、海を隔てて存在しヨーロッパ大陸に大勢力国家ができることを常に警戒しているイギリスと、ヨーロッパ最東部に位置する大陸軍国ロシア(ソビエト連邦)に対して同じような対応をせざるをえなかったからではないでしょうか。
    kazu

  2. 類似点 
    新戦法に敏感、小男だったことによる?力攻めでなく理論的作戦を好む点
    相違点
    ナポレオンは嫌いな将軍でも信頼した、陣頭指揮をしたかしなかったか

    ま、こう見ると類似点を見つけるのが難しいって事がわかります。
    類似点の項はこじつけってかんじ。

    生涯は似ていたけど性格はまったく似ていなかったんですね。


  3. ヒトラーって確か身長は174センチだったすよね。同じ身長っつーことは私は小男
    なの?ショック…今夜は眠れへん…
    匿名希望さんの恋人

  4. >3

     ヒトラーはもっと小柄だったと思いますが。彼がオープンカー
     に乗る時に立つ位置には段差がつけてあって、彼はそこに乗って
     自分を大きく見せる工夫をしていたと記憶してます。
     
    JO

  5. アドルフ=ヒトラーは174cmで正しいです。
    ちなみにSS「アドルフ=ヒトラー」師団長ディートリヒは、かつて彼のボディーガードとして常にヒトラーと行動を共にしていましたが、身長が153cmしかないのでボディーガードとしては小さすぎたそうです。
    kazu

  6. この二人の最も顕著な違いは、

    “ユダヤ人”

    のあつかいでしょうね。

    建前とはいえ、フランス国是“自由・平等・博愛”の三本立てで、ゲットーを廃そうとしたのは事実のようで、フランクフルト(ここ、ユダヤ差別キツいのよね)のゲットーでは、彼が来るというだけで皆が小躍りしたそうです。
    王政復古の際、彼らの嘆きは深かったとのこと。

    もう一方のお方は・・・ま、やめときましょ。
    雪風II

  7. >4
    う〜ん、当時の写真やフィルムをみてもそんなに小さくは見えないんですがね。確かにデーニッツやシュペーアなんかよりは小さいけれどゲーリングやヒムラーよりはちょっと大きいように見えるし。まあ、小人博士ゲッベルスやボルマンは見たまんまおチビさんだけど。ヒトラーはシークレットブーツでも履いていたのかな?だれかそーとー閣下の正確な身長教えて!
    匿名希望さんの恋人

  8. >5
    kazuさんが教えてくれてるじゃない!どうもありがと!カキコが遅かった・・・
    匿名希望さんの恋人

  9. ところで当時のドイツ人男性の平均身長はどの位だったのだろうか。174cmだったら平均クラスでは?。コール元首相なんて身長2mあるし。
    アリエフ

  10. 本人の身長、あるいは当時の他男性の平均身長の問題ではなく、イメージの問題ではないかと。世界中どこにもありますが、「偉大な人物は体も大きいはず」という神話的な考えかたは当時のドイツにもあったでしょう。神神
    か人間より大きイメージされるのと同じで、昔の英雄も巨大化します。ヒトラーは「小男であること」なのを悩んだのではなく「大男でないこと」を悩んだのではないでしょうか。

    はたの

  11. 確かにヒトラーは「大男コンプレックス」を持っていたのかも。理想的なアーリア人種のモデルとして、SSにやたら背の高い兵士ばかり集めた部隊を作っていたのもそのためか。
    アリエフ

  12. 初期のWaffen SSではSS長官ヒムラーの趣味で装甲兵科が身長174cm、それ以外の兵科が身長178cm以上を要求されたという話が何かに載っていたような。ただ、後日談としてこの条件と経歴審査を満たす北欧系ドイツ人はさすがに多くはなかったので、SSの拡張と共に身長制限は緩和されたとありました。これだけを頼りに絶対そうだとはいえないのですが、当時のドイツ人男性の平均身長は170cm代だったのではないでしょうか。
    Ketzer

  13. しかし、アーリア人種の優位性の主張や徹底した反ユダヤ主義、反共主義などナチスは俄かには信じられない政策を採用していますが、その実態というのはどんなものだったのでしょうね。ナチスによる焚書なんかも学術・文化に対する弾圧としてひろく知られていますが、当時の日本人留学生によると実際はデモンストレーション的な色彩が強く、例えばマルクス主義に関する書籍はさすがに本屋の店頭に堂々と並べられてはいなかったものの、在庫はいくらでもあり、それを収集している友人の日本人留学生までいた。留学前に日本で聞かされていたのと実際とはだいぶ違っていた、という話しも聞いたことがあります。一方でこの方は、戦争も後半になると捕虜のソ連兵には、自分たち日本人に似た東洋系のソ連人が増えてきたが、新聞では彼らのことを「アジアの劣等人種」と表現していたので複雑な気持ちになったともいっておられました。
    なんでや?

  14. ヒトラーを単純に“人類の敵・悪魔の申し子”という観点で捉えると、見落としてしまうポイントが沢山ありますよね。もちろん極度に偏向した人種観、それに基づいて政治判断を“実際に”下してしまう辺りは戦慄すべきでありますが。

    まず覚えておくべきは、彼が望んでいたことが“ベルサイユ体制からの脱却”そして“平和と繁栄”だった事だと思います。
    その目的達成のために為された彼の所業は決して許されるべきではありませんが。

    で、彼は明らかに日本人とソビエト人(語弊があるならスラブ系を主としたコミュニスト)を劣等種族とみなしており、WW2の数年を非常に複雑な思いで過ごしたはずです。
    彼は明らかに英国との和平を望んでいましたし、米国とも手を握れると考えていた事だけは確かです。


    「英国がボルシェビキの豚どもと手を組んでヨーロッパに戦いを挑み、いままた、われわれは、日本の援助で極東の白人種の地布を破壊しようとする・・・なんとも奇妙なことではないか」
    by A ヒトラー。
    雪風II


Back