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下の163番関連なのですが、ほんとうにB-29は地上を機銃掃射したりしたんでしょうか?私の学校のもう退職なさった先生が「私はむかし、B-29に機銃掃射された」とおっしゃってましたが、私はB-29は高高度を飛行して爆弾を落としていくだけだというイメージがあったのでたぶん戦闘機を見間違えたのだろうとおもっていたのですが、実際のところはどうなんでしょう? 飛行機好き |
- 日本の防空力の衰えと共に、次第に低高度での作戦行動が増えてきてます。
それに、やっぱ高高度からの攻撃ですと、狙いを完全に定めるのは困難ですから。
けど、機銃掃射は「ホンマカイナ?」です。
流れ弾だったのか?
勝井
- 勝井山、B29は日本の防空能力が減退したから低空爆撃に切り換えたのではありませんよ。また、高々度から「狙いが完全に定まらない」というのも全くの間違いです。照準は確実にでき、狙いは「定まった」のです。問題は当たらなかっただけのこと。狙いが定まらなかったから低空に下りて「狙いが定まった」訳ではありません。
爆撃機が水平飛行中に地上を銃撃する実験は帝国海軍でも20mm機銃を使用して行われていますが、超低空飛行時でないと効果が無いことが確認されています。
しかし、B29の銃座が地上、または海上の目標を射撃したかどうかと言えば、条件が許せば臨機に射撃したと私は思っています。
BUN
- B-29は死角の無い武装と聞いていますし、
夜間爆撃は結構、低高度からやっていますから
地上の機銃掃射も可能だと思います。
富嶽
- 21BCの作戦高度が低高度となったのは、都市への無差別爆撃を始めた際です。
絨毯爆撃をするのに必要なだけの焼夷弾を積むために、
燃料を減らす必要があったのではないかと思われます。
また、この際に、「機銃弾も積まなかった」と書かれている資料もあります。
マリアナからのミッションは、B-29といえども辛い距離であり、
余分なことをしている暇はなかったはずです。
銃撃のために高度を下げれば、
再上昇のために、貴重な帰りの燃料を無駄にしなければなりません。
師匠は「条件が許せば」と書かれていますが、
そのような機会が本当にあったか、甚だ疑問です。
どんべ
- 想像で不可能と思うでしょうけれど、事例、多分ありますよ。
BUN
- 大戦末期の機雷投下作戦機では?特に瀬戸内海・関門海峡付近に機雷を投下するために
相当高度を下げたと聞きます。(高々度からだと流されて、陸上で捕獲されるためとか)
投下後に掃射したのではないでしょうか。
ペンギン
- 「超・空の要塞:B-29」(C・E・ルメイ/B・イェーン/渡辺洋二訳)の中で「サーチライトを撃たせた」というような記述があります。
ひで