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「土肥原・秦徳順」条約及び、「梅津・何応欣」条約の内容に詳しい方いらっしゃいますか? 一地方軍司令官、特別機関長、行政長官に、両国の運命を左右する条約の締結権が委任されたのは何故だったのでしょうか? 両国中央政府はこの件について、どの様な反応を示していたのでしょうか? 書籍等有れば御紹介頂きたく思って居ります。 川島芳人 |
- 加登川幸夫先生によると両条約とも前線指揮官同士の取り決めであり、出先部隊の休戦条項で
あったに過ぎないみたいですね。何応欣将軍は加登川先生に対して「あれは口頭での約束のみで、
条約などと呼べるものではない」と当時の無念を吐露するように語ったとか。
大塚好古
- 質問者です。大塚さん、御回答感謝致します。
浅学故、加登川幸夫先生を存じ上げていないことをお許し下さい。
先生は直接、何応欣将軍とお話されたということになる訳ですね。
是非加登川先生の著書を拝読させて頂きたく思うのですが、ご紹介頂ければ幸いです。
川島芳人
- 私が読んだのは「陸軍の反省(下)」<発行:文京出版/発売:建帛社>のP61/62の
記述です(余り詳しくは載っていませんが、概略は掴めます)。ついでながら「陸軍の反省」は
昭和の帝国陸軍の研究をなさるのであれば良いガイドラインになる本ですのでお勧めです。
大塚好古
- 大塚さん、有り難う御座いました。早速神保町に出向いてみます。
大塚さんの博識に感謝致します。今後とも宜しく御願いいたします。
川島芳人