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130 Oh!Suzannna という曲をご存じですか?
その曲中に「アラバマからルイジアナへ出かけた」という歌詞があるのですが、アラバマというのは黒人差別のひどい国だったというのを聞きその黒人差別を調べれば詩の解釈の近道になるのでは!と思い黒人差別を詳しく調べたいのですがどうす
ればいいのかなるべく早く答えをいただけないでしょうか

紫藤 國晃

  1. 回答が遅れてごめんなさい。

    フォスターの名曲ですね。
    私は、彼の素朴な歌が大好きです。

    さて、ご指摘のアラバマにおける黒人差別ですが、おっしゃる通り、これは強烈なものだったそうです。

    白人艦長と黒人副長の対立を描いた映画“クリムゾンタイド”での原潜の名が“アラバマ”だったのは、ちょっとしたシャレだと解釈しています。

    しかし、フォスターのこの歌に黒人差別を結び付けるのは、やや牽強付会と思われます。


    この歌は、1847年頃、フォスターがピッツバーグの青年グループの為に作った、楽しさ重視の歌だそうです。

    “どこにでもある、ありきたりのラブソング”ってヤツです。

    ルイジアナに住む、スザンナという名の恋人のもとへ向かう、意気揚々とした気持ちを歌ったものです。
    雪風II

  2. 補足です。

    人種差別問題も、とてもデリケートな話題。

    掃いて捨てるほど、たくさんの資料が存在します。
    その中には、優れた歴史的解説書もあれば、感情だけで突っ走った悪書も存在します。

    これらの資料に触れると、おそらく貴方にも怒りの感情が噴出してくると思います。

    でも、そんな時こそ深呼吸3回。

    自分が正義の味方だと信じてしまうと、自説を証明する為の資料ばかりを探すようになってしまいます。

    デリケートな問題であればあるほど、自説を覆す資料を探すといいでしょう。
    そして、すこし自説が固まったな、と思った時は、再びそれを覆す資料を探してみて下さい。

    それを何度も繰り返していけば、自ずと歴史を見る視点を冷静に保つ姿勢が身に付くと思います。

    誰一人、自分が悪人になりたいと願う者はなく、誰一人、理想的正義は実現できないと、私は考えます。
    雪風II

  3. ま、「南北戦争の戦争目的のひとつは奴隷解放ではなく黒人労働力争奪」だとか「アメリカ史上最も黒人差別が激しかったのは20世紀前半」だとかいうのは常識になりつつありますしね。むしろ、法制史的アプローチをしたほうがいいかもしれません。
    Schump


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