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173 自衛隊で日本は守れるのでしょうか?有識者の人達でも意見が割れてるみたいなのですが・・・。それと自衛隊にもキャリアっているんですか?
こまった素人

  1. 「絶対に」守りきれません。
    いろいろと問題が議論されてますが、
    そういうこと以前に「2週間だけ」守りきり、アメリカの援軍を待つ、てのが
    自衛隊の基本スタンスなのです。なにしろ弾薬が2週間分しかない。
    勝井

  2. 2週間分の弾薬とは、実際にどの位の量になるのでしょうか?
    (N)

  3. 1.の回答は「何に対して」「何故」二週間なのかわかりません。侵攻軍の規模と戦闘の大きさに関わらず二週間なのでしょうか?
    個人的に自衛隊を無条件で支持する訳ではありませんが、曖昧な前提を元に憶測で語ることは問題の是非を問わず、あまり意味がなく、俗論と区別できません。
    BUN

  4. 果たしてアメリカは日本を助けてくれるんでしょうか?それに2週間も今の日本人が戦争状態に耐えられるんでしょうか。私の主観的意見としては相手の先制攻撃で日本人に被害がでるとどこかの平和団体・政治家が平和な解決方法を選ぶと思います。俗に言うと相手の言いなりと言う意味です。
    たんたんたぬき

  5. 取り敢えず、自衛隊創設以降現在に至るまで、現在よりも危険
    な時期が(意図的に作られていた可能性はあるが)あったのは
    事実だと思うのですが。にも関わらず、我が国が怪獣を除いて
    何処の国にも軍事的には犯されていない所を見ればそれなりの
    抑止力は持っている=守っている、守られている、と解釈して
    も良いのではないでしょうか?
    takukou

  6. 自衞隊については素人なんですが、諸外国が日本を恐れる(?)理由の一つに、
    先の戦争での戦いぶりがあるそうです。
    特攻、玉砕と、追いつめたら何をするかわからない民族だとか。
    今の日本人では到底無理でしょうが。(一部の右翼さんが敢行して「やっぱり」とか言われるのかな?)
    それと我々日本人は「世界を相手にして4年ももたず叩きつぶされた」という感じですが、
    これもみようによっては「世界を相手に4年近くも戦い続けた」ということらしいです。
    信実はともかく、「大日本帝国」の後光で守られている点はあるかと思います。
    ひもと

  7. どこの国でも自国の軍隊で絶対に「守れる」とは断言できないでしょう。アメリカですら、ICBMによる核攻撃に対しては多くの被害を出さざるを得ない。核戦争後に国家体制が何とか維持できたとしても、国全体としてはがたがたでしょう。ま、これは極端としても、BUNさんの言われる通り、相手の戦力、戦術によって状況は異なると考えた方が良いでしょう。2週間分の弾薬しかないというのは、かつて80年頃、極東ソ連軍が北海道に全面侵攻してきた場合のシミュレーション小説等で言われていたことでしょう。ソ連軍が日本に侵攻し2週間で自衛隊に弾薬を使い切らせるためには、自衛隊の3倍の弾薬が必要で、それを中ソ国境防衛用の備蓄から割くか、シベリア鉄道で極東に大量輸送しなくてはならない。当然、燃料や武器装備も同様。それだけのリスクとコストを費やしてまでソ連が海を渡って侵攻してきたことが無かったというのは、自衛隊を含む日本の安全保障体制がそれなりの効果を発揮してきたからではないでしょうか。
    また、こうした問題は周辺の国際情勢によっても大きく変わってくるので、単なる戦力比較だけでは論じられない。例えば、前記の例で、ソ連と中国が和解し相互安全保障条約を結ぶような事態になったら、日本の安全保障戦略の前提自体が変わってしまいます。
    アリエフ

  8. takukouさんとひもとさん・自衛隊はアメリカ軍の一部と思いませんか?自衛隊関係の人見ていたらごめんなさい。しかし北朝鮮のミサイルの時情報源がアメリカ軍とは情けないとおもいませんか。
    たんたんたぬき

  9. ↑自衛隊が米軍の一部といっても、国連軍(や多国籍軍)の実状もあの通りですから。それに軍事的には日本以上に厳しいと思われる北鮮の隣の国も、テポドン情報なんかは多分米国頼りでしょうから、我が国が独自の情報を得て無くとも特別騒ぐ必要も無い感じがします。
    先の大戦で英国やソ連が勝利者となったのはひとえにアメリカが味方だったからではないでしょうか?それが情けないかどうかは英国人に語って貰った方が良いと思います。

    私は「自衛隊」は良くも悪くもこの国の身の丈にあった組織だと認識してるつもりではあります。

    takukou

  10. この問題をしてあくまで「正規軍による戦闘」と解釈するなら、あらゆる面で悲観的な答えしかでません。ただし我が国は山岳地帯が多いので、ムジャヒディーン・ハルクのような人達が(もし)存在すればどうなるかは確言できません。しかし私がもっとも恐れるのは、敵軍に占領されることより、その後洪茶丘(ホンタグ)の如き人物が現れて同胞を虐げることであります。(出かねんのだ、これが。)
    ベックメッサー

  11. 先述の「2週間」というのは、アメリカが対日侵略の報を受け、援軍を用意し日本に派遣するのに要する時間として計算されたそうです。もっともかなり昔の話のようですが。
    ただ、現在の日本の軍事アレルギーからみても、日本は相当量の弾薬を備蓄できる環境にはありません。弾薬庫っていうと、爆発事故がおきたときどの程度周囲に被害が及ぶか、てのが真っ先の議論になるお国柄ですから。
    勝井

  12. 偉そうに発言して申し訳ないのですが、例えば「二週間」という言葉が何の文書、いつの方針に出てくるかを明示しなければ「絶対」、「二週間だけ」といった強調表現を使うべきではありません。古いかもしれない、と認識されているのでしたらなおさらです。
    また、「日本の軍事アレルギー」も使いやすい言葉ですが、定量化はできませんが実態はどうか検討の余地があります。少なくとも70年代よりは80年代、それより90年年代と「アレルギー」の症状は緩和されて来ています。弾薬庫の件にしても、実は私は某弾薬庫の近くに長く住んでおりますが、そういった議論が為されたことを知りません。弾薬庫の規模、構造からして技術的な問題点はほぼありません。そこいらの広場に積んである訳ではないのです。
    私は平気で紛らわしいホラを吹きますが、マジなところは誠実に抑えたく思いますので、発言させていただきました。
    BUN

  13. BUNさんへ4/15付けの読売新聞世論調査の結果、憲法改正賛成が6割を超え自衛権の明記を記載すべきが73%だったそうです。最早軍事アレルギーは国民の中に無いのかもしれませんね。それとtakukouさんへ自由党・自民の一部が主張する国連軍への参加をどう思いますか?私は日本が望む後方支援ばかりではなく前線も担当しなければならないと思うのでPKOは賛成ですが国連軍参加は反対です。
    たんたんたぬき

  14. >前線も担当しなければならないと思うのでPKOは賛成ですが国連軍参加は反対です。
    現状では各地の紛争地帯で行動している国連平和維持軍が俗に「国連軍」と言われてますが、これではなく国連憲章に定められた国連加盟国の統一軍としての「国連軍」(朝鮮戦争のときの)の方を言っているのでしょうか?
    アリエフ

  15. ↑御指名ですので一応お答えします。
    負担金あるいは掃海艇の派遣という形で参戦した湾岸戦争や、それに
    続く各地での平和維持活動参加は別に今のスタンスで構わないと考え
    ています。後方か前線か。という事ですが。まぁ、後方支援も立派な
    任務でしょうし、前線に拘る必要もないのでは?と思います。
    米国内でも湾岸戦争時に「日本は法律の縛りがあり、その範囲内で最
    大限の努力をしている、大したもんだ」という意見もあった様ですか
    ら。

    ワタシは政治的な話は苦手ですので、これに突っ込まれても適切な返
    答をする自信はありません。
    takukou

  16. ちょっと補足しておくと、日本では自衛隊の海外派遣についてPKO(Peace Keeping Operation)は良いが、PKF(・・Force)は戦争協力だからダメというような、両者を切り離したような議論が国会でも行われていますが、これらは一体であるというのが国際常識です。また、前線と後方とが区分できるかのような議論も戦争、紛争の実態を考えると的を得たものではありません。こうした問題について、日本がどこの地域にどれくらいの関与をすべきか、という現実的観点からの検討が行わず、観念論的な、あるいは重箱の隅をつつくような議論になってしまうことが問題なのだが。
    アリエフ

  17. 自衛隊の弾薬備蓄の件で「二週間」しか持たない、と言われていますが、有事の際在日米軍の弾薬庫を摂取すればそれほど問題はないと思いますが・・・。
     
    また、敵性正規軍が日本へ直接侵攻してくるケースを考えるのなら、敵は相当近代化された軍隊だと思われます、膨大な火力を投げ合う近代戦で、双方とも何週間以上も戦闘が継続できるでしょうか、米軍を相手にしない限り、自衛隊はかなり有効に戦えると思います。ただ、核恫喝に対してどこまでの抗堪性を示せるかは、はなはだ疑問ですが・・。
    木下

  18.  冷戦時代を例に考えますと、もし全軍が配置完了し適切な宣戦布告がなされた状態で全面戦争に陥った場合(長い前提だ)、備蓄量だけで戦ったとしたら二週間も持たないと思えます。多分、西日本の各方面軍の弾薬を徴収したとしても劇的に状況が良くなるとは思えませんので、備蓄にはそれ程当てには当てにはりません。なんと言っても、80年代における自衛隊の弾薬使用量は耐えず100%を超しており、来年度の弾薬を前倒しで使っているような状況でした。射撃訓練時には、工場から出来上がったホカホカの弾薬で行うのが常だったことと、訓練そのものが工場からの生産数に左右されていたとこから、相当に弾薬不足だったとこが伺えます。

     これで守れるのか?と問われると、限定的ですができたと思います。なぜなら、先進国同士の現代戦でまったくの奇襲攻撃など思いもよらず、何らかの徴候が現れた瞬間、生産ラインをフル稼動させればいいのです。もしソ連が本気で日本を全面的に攻めるつもりならば、その準備は到底一二週間で終わる筈がなく、もしなりふりかまわず準備させたとしたら高らかに開戦を宣言しているも同じです。ですから高度成長以降の日本の工業力を考えると増産期間は一ヶ月前後あることになり、十分間に合います。
     ですが、その時間的余裕を、政治家が食いつぶさなければという前提ではあります。


     でも、もう上記のようなことは過去のこととなり、現在では特殊工作員によるテロを警戒しなければならないので、備蓄問題は難しい段階に入ってしまったと思います。テロで国が占領されないものの、即応対応を整えるには冷戦時よりも多くの備蓄をそろえなければならないからです。一見矛盾するようにも見えますが、敵の徴候による増産スイッチが期待できない以上、対応にはそれなりの用意が必要不可欠でしょうね。
     たとえば、進入した工作員が平服で一般車両に分乗し、霞ヶ関に大量のRPGや機銃を乱射した程度で、もうこの国は機能マヒ確実ですし、同時に原子力発電所も襲撃されれば、もうどれだけの混乱がおきるか……。
     それに対処するには従来と違った警戒態勢が必要となりますが、「冷戦が終結したのに時代錯誤な」とのマスコミの攻撃をかわし(交わし?)、国会と国民の理解が備蓄以前に必要と思います。そう思うと、前回の不審船騒ぎはある程度天佑だったかもと思うのは、不謹慎でしょうか?
    ZUG

  19. 自衛隊の弾薬保有量:約13万トン
    予備自衛官:47900人
    即応予備自衛官:15000人
    となっているそうです。

    出典
    「防衛問題の基礎知識」の継戦能力の項より 
     防衛問題研究会=編著 日本加除出版

    岩下 光


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