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271 太平洋戦争中に現在のラオスあたりに日本がフランスからの独立を宣言させた
王国があったというのを「インドシナ航空戦記」とか言う小説で見たのですが
実際に存在したのですか?
モラノフスキー

  1. 現在のベトナム、カンボジア、ラオスあたりのことを仏印(フランス領インドシナ)
    と言っていました。日本はフランスがドイツに降伏したのを好機と見て、ここに軍隊
    を投入します。これが「仏印進駐」です。「占領」でも「侵略」でもなくて「進駐」
    なんです。(これは名目上だけであり、実際には占領と一緒)
    で、ペタン政権の間はそれでよかったのですが、連合軍がパリを開放すると、仏印は
    名目上は未だにフランス領であるということに色々具合の悪いところが出てきます。
    そこでフランスから独立させてしまおうというわけです。
    (これも名目上だけで、日本の傀儡政権を作ろうとしたというのが実情)
    1945年3月にベトナムではアンナン保護国皇帝バオダイ
    ラオスではルアンプラバン王シー・サワン・ウォン
    カンボジアではシアヌーク王がそれぞれフランスに対して独立を宣言しました。
    PT


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