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以前同じような質問をしたのですが、もう一度失礼します。ベトナム戦争時に、アメリカ及びアメリカ軍は(民間レベルにおいて)国際的な非難を浴びたようですが、約5万人を派遣したという韓国に対して国際世論はどうだったのでしょうか。また,韓国はどのような大義名分を掲げ、それに対して当の韓国国民はどう考えていたのでしょうか。抽象的な質問ですが、参考になる情報があれば教えてください。 やまぐ |
- 「ホワイト・バッチ」というアン・ソンギ主演の韓国軍のベトナム戦争の映画を見ました。貧しい庶民が稼ぐために出かけたけど精神を病んで後遺症に苦しむ・・・・。ベトコンを殺して耳を切りとって証拠にするですが、一般人でも耳は同じだから・・・
vought
- 韓国国民についてですが、日本が朝鮮戦争で豊かになったように、
韓国もこれと同様、ベトナム戦争を利用して豊かになりました。
だからしかたがないとは言っています。というか、うちのお袋は
そういってます。(あたしゃ在日韓国人。お袋は本国から嫁いできた)
また、ベトナム戦争への感情ですが、とにかく
共産主義への憎悪、恐怖です。兵士の中には朝鮮戦争を体験した者もいるので、
この思いが強かったらしいです。
これもまた同じようなことを朝鮮戦争を体験したうちのお袋も言っています。
当時参加した猛虎師団の兵士は、ベトナム戦争は共産主義の侵略だと
受け取っていたようです。でなければいくらアメリカの要請だからって
ここまで戦うことはできないとまで言っています。
このあたりの話は、石川文洋さんの「戦場カメラマン」という本に一部出ています。
P-kun
- voughtさん、P-kunさん、どうもありがとうございました。当時を経験された方の意見だけに、P-kunさんのお母さんのお話は特に貴重でした。私はベトナム戦争というと「アメリカがベトナムの共産化を防ぐために介入」ぐらいの認識しかなく、韓国が介入していたのを知ったのはごく最近のことでした。そして、韓国軍がベトナムに派遣された時期と日韓条約に対する反対運動が韓国国内で盛り上がった時期とがほぼ同じだと知って、ある意味「面白いな」と思ったわけです。(決して皮肉っているわけではなく。)
やまぐ
- 韓国のベトナム派兵の時の装備や作戦など、詳しい資料がソウルの戦争博物館のベトナム戦争フロアにあるので見学をお薦めします。
韓国は共産主義が嫌いですが身近なだけに親しみもあるようです。そこが面白いところです。釜山港から離島を繋ぐ公営フェリーに船名を「ぺれすとろいか」と付けたりしていますし、漢字や英語の看板には心理的抵抗があるようでハングルの看板が町にあふれていますが、釜山駅前のロシア人街にはロシア語看板ががあふれています。
韓国で架空戦記でベストセラーになった「むくげの花が咲きました」ではシベリア開発の利権で日本と戦争になり、勝利する内容ですが核を欲しがる北朝鮮の心理に理解する書き込みもあって興味深いものです。
いま韓国で上映中の「共同警備地域(Joint Security Area)」も韓国人の気風を理解するのに良い作品です。内容は板門店での南北間の兵士の友情と悲劇です。
vought