グルジアの歴史について、北大スラブ研のリンク（全て英文）から入れますので、詳しくはそちらを参照してください。
ちょっと調べてみたが、紀元前８世紀にはグルジアに王を抱く国家が成立しており、コーカサスでは最も古くから国家としての形態を取っていたことになります。まだ、ロシアでも国家らしいものが無かった頃です。ローマ、ペルシアなどの侵攻を受けたり撃退したりしますが（他にもトルコやモンゴルなど色々な外敵が押し寄せて来るのだ）、１７世紀頃からロシアとトルコの影響下に置かれるものの、半独立状態で王家が継続しました。最も万世一系ではなく、エジプトのように王朝の交代があるが。最終的に、１８００年頃、完全にロシア帝国によって占領されてしまいます。末期には、外国出身の王（ゲオルギーなどロシア系らしい名前）がいるので、ロシアの王家（ロマノフ王朝）とも姻戚関係があるのではないでしょうか。
ちなみに、グルジアの歴代王朝のリストが下のサイトに載っています。これ見ると、バグラチオン朝（８世紀後半〜１２世紀初め）というのがある。大祖国戦争（独ソ戦）のバグラチオン作戦とは、グルジア出身のスターリンが、これにあやかって名づけたものだろうか？
http://www.angelfire.com/ga/Georgian/kings.html
アリエフ

（修正）バグラチオン朝というより、１９世紀初めのナポレオン戦争でボロジノ会戦のときの将軍バグラチオン公爵にちなんだもののようです。彼はグルジア貴族の出身で、血の気が多いが兵士には好まれており、クトゥーゾフ将軍とは相性が悪かったとか。結構、グルジアの名門の出がロシアの政府や軍に入りこんでいたのかな・・
アリエフ