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342 第2次大戦でドイツがロシアに侵攻した時、鉄道輸送のためにロシアの広軌をドイツの鉄道の規格である標準軌にわざわざ改軌したようですが、それなら台車だけ広軌用のを作ってその上に貨車の荷台などを載せた方が簡単そうですが、なぜ手間と人手のかかることをしたのでしょうか?
クニッケバイン

  1.  欧州戦線に関しては、まったく知識はないのですが、
    質問にあるように、ロシアの広軌をそのまま使った場合、

    1.国境線上で積荷を列車から列車へ積み替える必要がある。
    2.広軌用の牽引機(機関車)を確保する必要がある。

    といった問題が発生しますね。

    どんべ

  2. 元々のロシアの鉄道が大したものではなかったことが大きな原因なのでしょう。戦争最盛期ですら、複線の幹線鉄道網は北方と中央部と南部の三本があるのみでしたから全て独軍が新設したと考えても良い位だと思います。
    BUN

  3.  重箱の隅だけど。列車砲、、とかはロシア規格の鉄道だと運用出来ない・・・
    tackow

  4.  鉄道関係ならおまかせください。
     理由は、そのままでは面倒な積み替えをしなければならないことにあります。
     ヨーロッパ標準軌からロシアの広軌積み替えに要する時間、人員、物資、情報の
    量を軽視することはとても危険です。
     積み荷が兵士であれば自分で移ることもできますし、有る程度は自分で判断して
    くれます。車両でもそれ自体は動いて移れます。燃料も比較的積み替えは楽です。
     しかし、食料、弾薬、資材、医薬品などの荷物の山はそうはいきません。
     降ろして積み込む。たったこれだけの作業じゃないかと思われるかも
    しれませんが
     いつ、どこへ、誰が、何を、どのくらい、どんな方法で移動するか。
     このうち一つでも積み替え時に狂ったらアウトです。
     現在はリアルタイムの集中情報処理システムと多数の端末によりにかなり楽に
    なっていますが。
     これに加えて一時保管時のネズミの被害、サボタージュ、盗難、紛失、積み
    間違い、品物の腐敗、上部機関の決定による優先順位変更等々 これだけでも
    担当者の気が狂いそうになること請け合いです。
     そして、そのような物資の積み替えのための集積所は、正規、非正規を問わず
    敵にとって重要かつ効果の高い攻撃目標になります。
     こうしてみると、線路の引き直しの方が単純作業であるだけはるかにましです。
     進捗の度合いは、単に投入する人数だけですので。

    T.M.

  5. 北京からモスクワに行く列車は、標準軌から超広軌に変わるポイントで、ジャッキで車両を持ち上げ台車を取り替えていますが、この方式は時間がかかる上に重量物を積む貨車には向かない方式でしょうね。スペインのタルゴのように、台車の車輪の幅を変える方式も軽量客車だからできる。結局、改軌が最も効率的だったのでしょう。
    アリエフ

  6. みなさんありがとうございました。ところで何年か前、標準軌仕様のオリエンタル特急が日本の狭軌上を走ってましたが、あんなこと出来るんですね?トンネルとか大丈夫なのかな?
    クニッケバイン

  7.  6>
     あれは、たまたま車両限界が大丈夫だったからです。
     多数の国家を走る列車は、必然的に一番小さな車両限界の国あるいは
     トンネル、橋などの限界重量に合わされますので。



     
    T.M.

  8. ↑T.Mさんありがとう。
    ついでに鉄道に詳しいT.Mさんに質問ですが。車両の種類をあらわす“クモハ”とかの“ク”とは運転席があることですが、それはモーター車に“くっついている”の“く”って本当ですか?
    クニッケバイン

  9.  8>
     これは鉄道ファンの間でもこれといった決定打はありません。
     今のところくっついているからというのが一番多数意見です。
     個人的には英語のコントロールの頭文字二文字COから
     コモハは言い難いので、あるいは聞き違いで → クモハ
     の説を支持しております。
     
     
    T.M.

  10. ↑ありがとうございます。変な質問ですいません。
    クニッケバイン


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