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410  某仮想戦記で海軍暗号に鹿児島弁を使用するという事が実際に第2次大戦末期日本軍によって行われたと聞きますが、本当でしょうか?(何せそれが書かれていたのがみなもと太郎のマンガなので……)
安井 賢一

  1.  このエピソードは、暗号について書かれた本で読んだことがあります。割と有名なエピソードではなでしょうか? そう言えば、NHKドラマ「山河燃ゆ」でも、このような場面が出てくるそうですね。
     似たような例で、アメリカ軍が少数にしか通用しないインディアンの原語で無線通信した、という話もありましたね。
    ツカドン

  2.  外務省が盗聴が予想される国際電話を使用せざるを得ない状況で鹿児島弁で通話したと言われています。
    (このとき米軍が解読できたのは日系の帰化市民が鹿児島出身であったためらしい)
    ペンギン

  3. ちなみにアメリカ軍はナヴァホ語を使ったとのことです。
    ナヴァホ語とはすなわちインディアンの言葉で、
    当時日本には通訳ができる人がおらず、最後の最後まで解読ができなかったとか。
    横井

  4.  実際に使われたようです。ドイツとの潜水艦派遣のさいの打ち合わせに
    使われたとの記述が吉村 昭氏の「深海の使者」に出ています。
    アーサー

  5. ああ、そうか、それで記憶に残ってたのか・・・。私もモヤモヤしてたんです。ありがとうございました。
    BUN

  6. 吉村昭「深海の使者」において、日本の外務省とドイツの日本大使館との
    間で使われた旨記述があるはずですね(現物は実家にあるので参照できま
    せんが)。鹿児島県の加治木と吉利の出身者がそれぞれに偶然いたので、
    お互いを「カジキサー」「ヨシトシサー?」と呼び合ったて会話した、と
    あった気がします。さらに、当時ドイツにいて、会話の中にも登場した野
    村直邦も鹿児島出身のはずです。

    で、このことを題材にしたのが、NHKの大河ドラマ「山河燃ゆ」であり、
    原作であるところの山崎豊子「二つの祖国」にもこのときの描写があっ
    たはずです。

    ってことを、このQandAのどこかに書いたような気がするんですが、こ
    れは記憶違いかな。
    今泉 淳

  7. ↑社会、組織、時事の159でしたね。

    今泉 淳

  8. インディアンは文字を持たないので防諜上も有利だそうです。
    ジョン・ウーの次回作は極秘通信文を記憶したインディアン出身の海兵隊連絡将校と護衛の兵士の友情話とか。
    コヤニスカッティ

  9.  全世界に存在する原語体系の70パーセントが、文字を持たない、という話を聞いたことがあります。また、原語の特性によって、暗号にしやすいもの、しにくいものがあるとか。英語は暗号化に有利、日本語は不利だそうです。文字の数の大小に関係してます。
    ツカドン

  10. 暗号の話題が出たのでついでに。暗号を解くときには繰り返し出現する定型文のパターンと暗号文の対応を調べて「鍵」を推定するのが常套手段です。米軍ではこの暗号解読方法を警戒し、平文の前後に意味をもたない不定文を入れ定型パターンの反復を防ぐよう指示していました。有名な「世界はその行方を知らんと欲す」や「尻尾を団扇で煽られたし」という文章には単なるジョークだけではなく、実用上の理由もあったのです。
    ささき

  11. ナバホ語を通信に使った話について。
    なんかで読んだのですが、ナバホ語を生で使ったのではなく(近代戦の遂行にはナバホ語では限界がある?)、英語のアルファベットと相当するナバホ語の単語を1:1で対応させ、英語の通信文(暗号化されている?)をいわば『ナバホ語でのフォネティック・コード』で送ったという説もあるようです。

    <例えば英語のアルファベット;ナバホ語>で<A;熊><B;鹿><C:谷><D:空>というように対応させ、ナバホ語でフォネティック・コードを送る

    もし、そうならナバホ語が判らなくてもささきさんのおっしゃる鍵さえ判れば理論的には解読できたのかもしれませんが、これでも全くの呪文に聞こえたでしょうね。
    SHI


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