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455 ノルマンデー上陸作戦開始の日をD-dayと呼んでいます。D-dayは軍事用語だと聞いています。そこで質問ですがD-dayのDはどんな意味が含まれているのでしょうか? 誰かわかる人教えてください。 ある人から聞かれてしらべたのですがわかりませんでした。気になりだしたらずーっと引っかかってます。

望月忠 メールアドレス:tadashi.mochizuki@nrj.ericsson.se 
望月忠

  1.  単にdayの頭文字と思っていました。D-dayのH-hourとも表記しますよね。
    年月日の入力欄にYYYY-MM-DDなどと書いてあることがありますが、あれと同じような発想だろうと勝手に理解しています。

    便利少尉

  2. DdayもHhourも、それぞれの頭文字です。
    かすた

  3. アイゼンハワーの名前の頭文字から取った、というのは根拠の無い俗説でしょうか。
    Sampon

  4.  じゃあ太平洋戦域ではDデイじゃなくてMデイになるのかな?
    便利少尉

  5.  よく考えたら(考えなくても)ダグラス・マッカーサーだから、
    こちらでもDデイですね。うーん、根拠があるような気になってきたりして(笑
    便利少尉

  6. マリアナ侵攻作戦時の上陸作戦開始日もD-Dayなので、司令官の頭文字ということは
    無いと思います。
    大塚好古

  7.  そういやテレビで「ライト・スタッフ」を見ていてふと思ったのですが、
    ロケットの秒読みでTマイナス何秒のTも恐らくTimeの頭文字ですね。
    便利少尉

  8. 軍事用語にも強い「研究社」の『新英和大辞典』のは「dayの頭文字から?または
    the dayの転化?」(化は言べんに化の文字)となっています。
    やはりDはdayからきているのでしょう。

    「工業英語別冊」の『最新軍事用語英和辞典』には「行動開始予定日」となって
    おります。これらの辞典に一貫して用いられている「行動開始予定日」は
    昭和46年に出された防衛庁の内部資料「米和軍用語辞典」に拠っているようです。

    D−dayの表記は米軍一般に用いられており、例えば1945.7.25発令の
    「合衆国太平洋艦隊 第3艦隊 第38機動部隊司令官 第2空母機動部隊司令官
    旗艦 シャングリ・ラ」の「作戦命令書2−45」には
    7月10日 D DAY  東京平野の敵航空基地(部隊)
    7月13日 X DAY  本州北部と北海道への攻撃
    7月14日 X+1DAY 本州北部と北海道への攻撃と砲撃の支援
    7月16日 X+3DAY 東京平野の敵航空基地(部隊)
    7月16日 X+3DAY 命令があれば夜間砲撃の(夜間)支援
    7月17日 X+4DAY 命令があれば昼間砲撃の支援 
    7月17日 X+4DAY 命令があれば東京地区の戦略目標攻撃
    とあります。 

    D−DAYが作戦経過に従って+1、+2となっていくのは
    周知のとおりですが、その他に
    X−DAYなるものがあること。
    X−DAYも+1、+2と経過していくことがわかります。

    そして同様に7月17日以降の作戦命令は「3−45」という命令書によって
    1945.7.20に発令されていますが、この命令書にはDーDAYやX−DAYは
    登場せず、TGごとにあっさり日付が出ているのみです。ちなみに以下のとおり。
    TG DATE
    38.1 19-22-25-28-31 July, 3-6-9-12-15 August.
    38.3 20-23-26-29 July, 1-4-7-10-13 August.
    38.4 21-24-27-30 July, 2-5-8-11-14 August.

    D−DAYとX−DAYの使い分けについては現在不明です。
    しかし、これらの例から推測すると、ノルマンディー上陸や日本本土攻撃などの
    大きな作戦に、このD−DAYは使われているのでしょうか。

    他の類例を調べてみたいものです。



    ぼん


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