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486  下記485の戦記に次のようにも書かれています。

 『太陽が水平線に没すると「(敵の上陸部隊には)ノモンハンの我が軍の捕虜が大分入っているから、歩哨の誰何は、松・梅とする」。小隊長が各トーチカを廻って、声をかけて行った。』 この文章は

 1)ソ連軍の上陸部隊の中にノモンハンで捕虜となった日本兵が洗脳されて、加わっている為。
 2)ノモンハンでわが軍の捕虜となったソ連兵で、その後ソ連に戻った捕虜が、上陸部隊に加わっている為。
 
 上記の何れの意味にも採れるのですが文脈から考えて 1)の意味ととるべきだと思います。
 そうだとすれば、本当にそんな事があったのでしょうか? 或いは有り得たのでしょうか? あるいは、日本軍部が、そんな事が有り得ると心配しなくてはならないような状況が有ったのでしょうか? よろしくお願い致します。



roht

  1.  ノモンハンでの行方不明者の内、結構な人数がそのままソ連に居着いちゃっているそうです。ただ、今のところ詳しい実体は明らかではありません。
    tomo

  2. テオドール・プリーヴィエの『ベルリン』を読むと、洗脳したドイツ人捕虜をベルリン戦に派遣していたようです。同書は小説ですが、作者自身が実際にそうした任務に就いていたようなのです。


  3. tomoさま 片さま、有難うございました。
     ノモンハンで、日本兵が捕虜になっていたとは全く知りませんでした。勉強不足でした。
     「ひまわり」が、欧州だけの物語ではなかったのですね。

    roht


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