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588 結城と申します。よろしくお願いいたします。
比島で壊滅した工兵第十連隊の戦歴を知りたいのですが、ほぼ歩兵第十連隊と同じような
(歩兵第十連隊と行動をともにして)戦歴だったのでしょうか?
御存知の方お教え願います。
結城

  1. ちょっとひまだったので調べてみました。

    工兵第十連隊
    通称号:鉄五四五二 編成地:伏見
    明治二九年大隊として編成
    明治三十年福知山に転営、昭和十一年連隊に改称
    日露戦争では第十師団指揮のもと第四軍の中堅部隊として遼陽会戦、沙河会戦、奉天会戦等に参加。
    明治三九年二月に内地に帰還、同四十一年十二月師団とともに満州に派遣され、約一年間遼陽に駐留、同地の警備や訓練を行った。
    大正十四年五月岡山に営転、同時に第一中隊は満州に移転(昭和二年四月帰還)
    昭和七年四月満州で対ソ戦の訓練や北満の警備にあたり同九年二月内地に帰還
    日中戦争では北支那方面軍に属して徐州会戦に参加、続いて師団とともに中支那派遣軍に転属となり武漢攻略戦に参加、この後師団は再び北支那方面軍の指揮に入り河北省西部石家荘地域に駐屯。
    昭和十四年一個中隊が南荘作戦に派遣されている間、連隊本部と一個中隊は?(サンズイに路)安作戦に参加、作戦終了後同年十月連隊は師団とともに内地に帰還、平時編成となる。
    昭和十五年八月三江省に駐屯対ソ戦に備える。
    昭和十九年八月比島に派遣決定、朝鮮経由でマニラに上陸、その後バレテ峠やオロンガボ地区などで戦闘しつつ終戦、内地生還者七十四名。
    Jabo

  2. >Jabo様
    ご回答ありがとうございます。

    私が知りたかったのは本質的に工兵第十連隊の戦い振りです。特にバレテ峠での奮戦を知りたいのですが
    歩兵連隊の戦史・部隊史等は目にしますが工兵連隊独自のものはまだ目にしたことがありません。
    個人的な推測では工兵装備もなく歩兵連隊と同じように(歩兵部隊として)戦い壊滅したのではないかと考え
    ております。

    結城

  3. 一般的に工兵聯隊が独立して戦闘行動を行うことは少なく、概ね中隊単位で各歩兵聯隊に分散配置されます。このため第十師団の各歩兵聯隊の戦闘に工兵第十聯隊も含まれると考えればよいと思います
    chuukichi

  4. >cHuukichiさま
    ご回答ありがとうございました。お返事おそくなりましてごめんなさい。
    私も「鉄部隊」に関わるいくつかの戦史があるのは周知しておりましたが
    工兵部隊のみの戦史になると「?」の状態でした。
    もう一度第十歩兵連隊史を探して研究することとします。

    結城


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