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644 現在のパレスチナ問題ですが、ユダヤ人がWW2大戦後移住し国連の承認無しにイスラエルを建国したのは何故でしょう?今では領土を拡大して、毎年多くのパレスチナ難民を出して居る事は問題ですね。
タケ

  1.  公の場で言ってしまったら、怒られますよ〜。
     47年11月29日,国連のパレスティナ分割決議案は賛成 33 (米ソを含む),反対 13 (アラブ諸国など),棄権 10 (イギリスを含む) で採択されています。
    バツ

  2. >ユダヤ人がWW2大戦後移住し
    ユダヤ人の入植は20世紀初めからありますよ。バルフォア宣言って知ってます?
    ベロウ

  3. シオニズムが唱えられたのは19世紀の末ですからね。
    ちなみに、パレスチナ分割とイスラエル建国に真っ先に賛成した国はソ連(スターリン政権)でした。
    国内のユダヤ人問題のしわ寄せをパレスチナにもって行こうとしていたんでしょうね。

    便利少尉

  4. 岩波新書などのパレスチナ問題を扱った本に、シオニズム運動やバルフォア宣言などイスラエル建国に至るまでの経緯が書かれていますので、図書館でそのような本を読んだほうがいいと思います。
    で、ハンナ・アレントなどが指摘しているが、パレスチナにおけるユダヤ人の移住、独立国家建設というシオニズム運動について、西欧のキリスト教徒にとってもユダヤ人が自分たちの国から出て行くわけだから都合がよく彼らもまたシオニズムを支援した、要するにキリスト教徒のユダヤ人排斥論とシオニズムが利害を共にしたという解釈がある。なおユダヤ人は米国にも多数、移民として流れ込んでいたわけだが、北米にユダヤ人独立国家を造るわけにもいかなかった。
    この解釈からすると、今日のパレスチナ問題は欧米社会全体にも責任があるということになるわけです。
    アリエフ

  5. ここの639に類似の質問があるので、そこで紹介した本を参考にしてください。
    簡単に言ってしまえば、19世紀中庸以降の欧州におけるユダヤ排斥の絶頂としてのナチのユダヤに対するジェノサイドのためユダヤ人の間に同化が困難で迫害に対する危機意識が高まったことと世界中でのユダヤ人に対する同情が生まれ、アメリカは主にユダヤロビーの活躍、ソ連の場合は反植民地主義や中東における影響力の確保のためにこの両国がパレスチナ分割を支持し両大国の支持を取り付けたこと、現地においてパレスティナ在住のアラブ人と比べユダヤ人は意思統一が強く、具体的なイスラエル建国とそれに伴う対アラブ戦争の計画があったことなどが挙げられると思います。
    ただし、あえて言っておきますがこのあたりはその著者の立場に強く影響されますので、いくつか対立する見解の本を読むことをお勧めします。まんまの本では ダビッド・ベングリオン「ユダヤ人はなぜ国を創ったか : イスラエル国家誕生の記録」 サイマル出版会1972、があります。

    >2、3
    パレスチナ分割案は3分の2以上の賛成が必要でかなり強い圧力をアメリカは小国にかけました。

    こまかい突っ込みですが、イスラエル国をアメリカは建国宣言とほぼ同時、少なくとも一時間以内に承認しており、ソ連はその三日後です。

    いおーじま

  6. シオン議定書(アラブ側は「偽書」だといっている)や「BILU運動」あたりから始めましょう。なお、歴史的にはつい100年程前までユダヤ人とアラブ人はむしろ仲が良かったのです。
    ラッキー

  7. >シオン議定書(アラブ側は「偽書」だといっている)
    逆です!「シオン長老の議定書」はユダヤ側が偽書って言ってるんですよ。「シオン〜」が偽書だってのは昔からとっくに分かってる事実です。
    モーグリ

  8. 追記
    『シオン長老の議定書』(The Protocols of Elders of Zion)はユダヤ人の世界征服に関する秘密会議の議事録と称するもので、ロシアでポグロム(ユダヤ人迫害)を正当化するために捏造された偽書であることがすでに判明しています。

    なお、アラブ諸国では中東戦争後反イスラエル宣伝のためにこの『シオン長老の議定書』が大々的に出版されています。かつてエジプトでは『シオン〜』が教科書や軍隊教本に使用され、ナーセル大統領は外国の高官『シオン〜』を渡して「300人のユダヤ人が世界征服を狙ってる証拠だ」と言ったそうです。
    モーグリ


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