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676  マリアナ沖海戦で 我が攻撃隊は 一体どこに消えてしまったのでしょうか
 艦隊上空には殆ど侵入していないし ここのログを見る限りでは 戦闘機によってもそれほど撃墜されていないようだし ベテランパイロットがいなかったor非常に少なかったから航法に問題があった とも思えないし...
セミララ

  1. 川崎学さんのサイト「マリアナ沖海戦」を検索してそちらを参照してください。
    現在、残されている記録文書と取材によって得られた最も充実した資料と言えます。近々出版予定もあるようですから応援しながら待ちましょう。
    BUN

  2.  川崎学さんのWebサイトは 多分 真実一路のリンクから飛べるサイトのことだと思うのですが そこの存在は知っておりました
     ところで 改めてそこの文章に目を通すと warbirdsのA&Qの過去ログから受けた印象とは逆に 思ったより敵戦闘機に撃墜されているなぁというのと 行方不明機(航法ミス?)が多いなぁ という印象を受けました
     でも なんで あそこまでに無残な結果になったのかがわかりません
     ミッドウェイの時と違って なるべくしてなった というその原因がわからないのです
    セミララ

  3. セミララさんはもしかして、(当時採用されはじめた)VT信管が
    従来の10倍の効力をもっていたとか、ご存知ないですか?
    雲助

  4.  便乗質問です。VT信管が猛威をふるったというのは有名ですが、10倍というのはどのような
    基準で出された数値なのでしょうか。もっと少ない倍率も耳にした事があるので疑問に思いました。
    (2〜3倍程度とか)行ってきた当事者ではないので、どのような弾幕が眼前に
    拡がったのか、自分達に対してどの程度の精度を誇ったのか分かりません。
    はにまる

  5.  飛行機隊戦闘行動調書に『行方不明』という記載がある場合は、僚機によって最期が確認されないケースであり、逆に最期が確認され、帰還機によって被撃墜が報告された場合は『自爆』と表記されます。
     マリアナ沖海戦の場合は出撃機数に比べ、帰還機が非常に少ないため、必然的に『自爆』が確認された者が非常に少なくなっており、そのため『行方不明』が大量に出たものと推測されます。
     次にVT信管の威力ですが、マリアナ沖海戦の頃は、米機動部隊はピケット駆逐艦の配置、敵機(日本機のこと)の飛行高度がわかる対空レーダー、CAPの適切な指揮管制によって、ほぼ完璧な防空システムが確立されており、VT信管の能力の問題以前に、未帰還機のほとんどは敵輪形陣を視認する前に敵戦闘機によって撃墜されたものと思われます。
     従って、VT信管付き高角砲弾によって撃墜された日本機は、敵艦を視認できたごく少数の幸運機のうちのさらに一部(他は対空機銃も考えられる)と思われます。
     また、2航戦1,2次攻撃隊(阿部隊の一部を除く)、1航戦2次攻撃隊は索敵機からの敵発見位置の誤りによって敵を発見できず、一部はいたずらに機数を減らして帰還したり(2航戦石見隊、1航戦鈴木隊)、グアム(2航戦宮内隊)・ロタ・ヤップ(2航戦阿部隊)に着陸し、以後機動部隊戦力としての能力を喪失するなどの結果となってしまいました。
     私も、川崎さんの研究成果にはご期待いたしております。

    土屋二飛曹

  6.  いつの間にかこんなに回答が 皆さん レス ありがとうございます

     >3 雲助 さん
     10倍かどうかはともかく(記事によってその数値はバラバラ) 従来の時限信管のものより優れた効力を持っていたことは知ってはおります
     しかし マリアナ沖海戦では 我が攻撃隊は米艦隊上空には殆ど侵入できていないですね(10機くらいだっけ?)
     ですからここではあまり関係ないかも

     >4 はにまる さん
     その昔 NHKの番組で この海戦に参加された彗星搭乗員が出てきました
     今 そのビデオが手元に無いので 6年前の記憶を頼りに その方が仰った言葉を再現すると...
     「もう ボンッ ボンッ 撃ってきましてね
      しかし まだ 3500ですからね 機銃は届かないし 高角砲が主なんですよ
      それが もう 近くで爆発しましてね その度に飛行機が グラッ グラッ と揺れるわけですよ
      それがだんだんだんだん近づくもんですからね 右によけろー 左によけろー って 高角砲 よけだしたんですよ」

     >5 土屋二飛曹 さん
     確かに 未帰還機が多いのだから 必然的に行方不明機が多くなるはなぁ
     いつ どこで どの機が 戦闘機に撃墜されたor見方の誤射で撃墜されたor米艦隊の対空砲火に捕らわれたorエンジンその他の不調で引き返したor航法ミスで海没した というのが判ればなぁ
     残されている記録を見ると あれよあれよという間に といった感じで 気づいた時には既に といった印象を受けるのです
     何であそこまで無残な結果になったのか不思議でならないのです(必然があるから結果になるのでしょうが)
    セミララ

  7. マリアナ沖海戦は海戦そのものよりも、本来の計画では日本海軍が米侵攻軍をどれだけの兵力でどのように邀撃する予定だったかを確かめながら眺めると良いのではないかと思います。海戦の経過をミクロ的に分析するよりも邀撃戦の主力が不在のまま攻撃をかけた遊撃部隊が大損害を受けたという構図がより明確に見えるのではないでしょうか。

    BUN

  8.  セミララさんが『いつ どこで どの機が 戦闘機に撃墜されたor見方の誤射で撃墜されたor米艦隊の対空砲火に捕らわれたorエンジンその他の不調で引き返したor航法ミスで海没した というのが判ればなぁ』とお考えになる気持ちはわかる気もします。
     飛行機隊戦闘行動調書を見れば、味方の誤射で傷つき前衛に不時着あるいは引き返した機はどの機かわかります。また、発進直後『大鳳』に向かってくる敵潜の雷跡に突っ込んで母艦を救おうとした機の搭乗員が誰だったかもわかります。
     また、戦闘詳報により1航戦第1次攻撃隊のうち天山隊第2中隊が分離してしまったとか、2航戦第2次攻撃隊のうち阿部善次大尉が率いた彗星9機、零戦6機の編隊が、故障で分離する機、はぐれて行方不明となる機が相次ぎ、最後は戦う前に阿部大尉機ほか彗星6、零戦2機の計8機になってしまうなど、ある程度の詳細まではわかります。
     でも、『いつ どこで どの機が 戦闘機に撃墜された』、『米艦隊の対空砲火に捕らわれた』、『航法ミスで海没した』というのは生還できた機が少ないだけに難しいのではないでしょうか。
     このことは別にマリアナ沖海戦だけに限ったことではなく、例えばろ号作戦中の18年11月11日の攻撃のように、出撃した艦爆20機中17機未帰還、艦攻は出撃14機全機未帰還(おまけに飛行機隊戦闘行動調書は残ってない)となるなど、負け戦になればなるほど戦いの詳細な状況がわからないというのが定めなのかもしれません。
     消えた我が攻撃隊の一機ずつについて克明に追うことは、いかに川崎さんでも不可能なはずで、おそらくあの世へ取材にでも行かないと無理かもしれませんね。
     あとは白浜芳次郎さん、小平好直さん、池田速雄さん、増山保雄さん(以上601空戦闘機隊)、水越良一さん、本江博さん(以上601空艦爆隊)、香取頴男さん、石原泉さん、佐々木斉さん(以上652空戦闘機隊)、東富士喜さん(652空戦爆隊)、阿部善次さん、小瀬本国雄さん(652空艦爆隊)などが書かれた回想記または他の方の著作中に掲載された彼らの談話の中に散見される僚機の様子をうかがい知るのみではないでしょうか。

    土屋二飛曹

  9.  >7 BUN さん
     御返答ありがとうございます
     Z作戦計画やあ号作戦計画の内容を殆ど知らないのですが... >本来の計画
     攻撃の主力は第1航空艦隊で 第1機動艦隊(でしたっけ 第2艦隊と第3艦隊を纏めたもの)は 動けるという利点を生かして主力をサポート というのが本来の計画でしょうか
     仰りたいことは マリアナ沖海戦という小さな枠組ではなく あ号作戦(+渾作戦)という大きな枠組みで捉えろ ということでよろしいのでしょうか


     >8 土屋二飛曹 さん
     丁寧な回答 ありがとうございます

     >ろ号作戦中の18年11月11日の攻撃のように、出撃した艦爆20機中17機未帰還、艦攻は出撃14機全機未帰還

     このことは 他部隊の搭乗員の手記にあったので知っていました(その中では 99艦爆23機、97艦攻17機、天山7機、零戦となっていましたが)

     >(おまけに飛行機隊戦闘行動調書は残ってない)

     すみません どういうことを仰りたいのか分かりません

     >小瀬本国雄さん

     この方の回想記の書籍を持っていますが 氏は 彗星で隼鷹を発艦後 右脚が出たままとなり 同様なトラブルに見舞われた隼鷹彗星隊の第3小隊1番機とヤップに向かったので...
    セミララ

  10.  >>(おまけに飛行機隊戦闘行動調書は残ってない)
     >すみません どういうことを仰りたいのか分かりません

     俗にいう編成表が残存せず、戦闘詳報に戦死者名のみが記載されているらしい(済みません。伝聞であり、私自身は確認してませんが)ということです。これでは自爆なのか、未帰還なのか、機上戦死なのか、不時着戦死なのか、まったく戦死の状況がわかりません。
     要はマリアナ沖海戦の方が編成表が残っているだけまだマシ、ということが言いたかっただけです。

     小瀬本さんの回想記(今日の話題社版なら『ああ艦爆一代』、朝日ソノラマなら『激闘艦爆隊』、どちらも中味は同じ)の件は済みません、この方の体験もマリアナ沖海戦の一端を描いたものとの認識からご紹介しましたが、戦う前に戦場を離脱した者は除外ということでしたら、仰るとおり参考にはなりませんね。

    土屋二飛曹

  11. >10 土屋二飛曹 さん
    御回答 ありがとうございました
    セミララ

  12. 訂正その1 『ああ艦爆一代』→『艦爆一代』

    訂正その2 >おまけに飛行機隊戦闘行動調書は残ってない

          正しくは『十一月一日から十二日までの一航戦のラバウル派遣中の戦闘行動調書は、
         すべて三艦隊戦闘詳報より転載されたものである』ということで、戦闘行動調書はあり
         ますが、『瑞鶴』、『翔鶴』のものは編成表がなく、そこには戦死者の階級氏名のみが
         書かれているということです。
          なお、ろ号作戦時の三艦隊の戦闘詳報は防研でも閲覧できず、現存しているかどうか
         も不明だそうです。
          
    土屋二飛曹


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