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709  第二次ロンドン海軍軍縮会議予備交渉において日本は戦艦の大幅な削減(将来的には廃絶)と空母の廃絶を提案しています、私は貧乏な日本が大規模な軍縮を考えているのかなと思いましたが、この事を知人に話すと、彼は「相手の受け入れられない提案をして条約脱退の口実にするつもりだったのではないか」と言いました、そう言われると確かに自分からポストを減らすような提案をするのは日本らしくないような気もします。
 日本のこの提案はどこまで本気だったのでしょうか、ご存知の方がいらしたらお教えくださお願いします。
中村

  1. 戦艦と空母の全廃という構想が全く荒唐無稽な提案だったか、という点のみで考えるなら、それなりの筋道の通った考え方でもあったと言えます。
    敵侵攻軍が戦艦と空母を欠いていると言う事は太平洋上を制するのは陸上基地の航空兵力になりますから防衛を主体に考える限り既存の基地とその候補地を持つ日本側に有利となります。これは日本海軍の航空派が抱いていた基本的な考え方と合致します。このあたりはワシントン条約交渉以来、日本海軍が持っていた空母に対する姿勢なのかな、とも思うのですが、とりあえずはブラフはブラフなんでしょうけれども、根拠が全く無い訳でもないと見るべきではないでしょうか。
    BUN

  2.  回答、有難うございました。
    中村


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