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49 WW2のソ連軍に関して、しばしば「政治将校」という言葉が出て来るんですが、これはどう言った存在なんでしょう?

  1. 詳しい制度は知りませんが、一種の「お目付」でしょう。党から派遣されて、部隊が中央の意に添わぬ行動をとらないように監視したりするのが仕事みたいですな/SUDO


  2. 映画の「モスクワ攻防戦」を見ると政治将校に逆らえずに無謀な決断を迫られるシーンが多々あります。前線では相当嫌がられていたみたいですよ。


  3. ↑そうですか? ソ連映画では結構 いいやつでしたけど?確か政治将校は軍人や作戦計画の思想面を監視したり、部隊の思想面での指導をしたします。あとソ連名物の「懲罰大隊」は政治将校が管轄で、反共的は思想を持った兵士を所属の部隊から 階級章を剥奪して懲罰大隊にぶちこみます。その兵士はそこに入れられたが最後、地雷原を歩かされたりとか、「敵の陣地を占領したら 階級章を戻し部隊に返してやる」とか言われ、止まったり伏せたりするやつは政治将校が機関銃で後ろから援護射撃(脅してる)するんですよ。・・・・・・(秋田谷)


  4. ↑懲罰大隊は小林源文の世界ですね(笑)


  5. ↑↑それは国策映画なので共産党や共産主義の思想を悪くいわんでしょう。(^^”)


  6. 政治将校に関しては反共プロパガンダもあって実際以上に悪役視されているのかもしれません。政治将校の最大の仕事は政治教育ですが、実際に兵隊たちが真面目に聞いているかというとそうではなく、「退屈なお説教」としか受け取っていなかった様です。一説には西欧の軍隊で言えば「従軍牧師」みたいなものだったとも言います。 


  7. 「脅威−ソ連軍事機構の実体」アンドルー・コックバーン著 早川書房 という面白い本があります。これはアメリカに移住したロシア人(多くはユダヤ人で軍務についた者も多い)たちに取材して、鉄のカーテンの向こう側のソ連軍の実体について書かれた本で、そこに描かれたソ連軍は正に張り子の虎です。政治将校についても記述があります。


  8. この本の中で興味深いエピソードの一つに1975年11月8日にバルチック艦隊所属の駆逐艦「Strozhevoy」(当時最新鋭のクリバックT)で起きた反乱事件があります。これは「レッドオクトーバー」の元ネタとも言われている事件ですが、「レッド〜」では邪魔な政治将校を殺して西側に脱出するという話なのに対し、こちらでは反乱を指揮したのが他ならぬ政治将校だったという点です。本では理想主義的な真面目な青年であったが故の悲劇として描かれています。


  9. ゴミ)スコードリーダーというカードゲーム(おぉ、まだ捨ててなかった)では政治将校の特殊技能で「粛正」ってのがありましたね。某ゲームに例えると「同志○○を生け贄に捧げる。部隊攻撃力+●点」ってやつで、ソ連軍の突撃は怖かった。必要以上に強調されているとは思いますけどね(^_^;;


  10. WW2の時はKGBはなかったと思うのですが、「政治将校」と「KGB将校」は同じもでのでしょうか?・・・・・・(秋田谷)


  11. 政治将校はもともと政治委員(コミッサール)と言われ、ロシア革命直後に白軍出身の将校が反乱をおこさないように監視する存在だったようです。それがWW2ごろから政治将校と呼称が変わり党の理念を軍に反映させるための代理人としての職務へと変わっていったようです。


  12. 政治将校の地位としては部隊のNO2で、司令官(部隊長)の下で、他の将校(参謀や副司令等)と同列か上の立場となるようです。あ、もちろんKGBの要員としても活躍が期待されています。(Key)


  13. ↑x4「スコードリーダー」はカードゲームじゃないですよ。「アップフロント」のことかな?(N)


  14. ↑あれ、見事に間違えてた(大汗)訂正どうもです。あのゲームは見事にはめられた記憶しかないです。



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