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136  1個航空師団というのは、だいたいどれくらいの規模なのでしょうか。
 国によっていろいろ違いはあると思いますが、人員や航空機の数などある程度の目安的な数値を教えてください。
きょっけ

  1. 帝国陸軍では、40機から60機程度の編制の飛行戦隊を数個持つのが飛行師団です。海軍航空隊の航空戦隊に匹敵する規模ですが、大きい編制になると航空艦隊程度の機数を持つ場合もあります。また飛行戦隊でも、海軍航空隊でも例外的に大きな編制を持つ場合があり(終戦直前の陸軍飛行第200戦隊、マリアナ沖海戦以前の横須賀航空隊等)一概には言えません。
    ロシアには師団と訳すべき単位がありますが帝国陸軍よりは小規模であったようです。
    独では航空艦隊と訳される単位が師団に当たるかもしれません(航空団を「連隊」と和訳した時期もある為)が陸軍航空隊の飛行師団に相当するのは規模から見て航空団の方でしょう。
    ただし独空軍の航空団は必ずしも一括して運用されていず、例えばJG54のあるグルッペは東部戦線、別のグルッペは西部戦線といった使われ方をしているので難しいところです。

    結論としては第二次大戦時の平均的な飛行場設備の下では一括して運用できる飛行機部隊は呼び名はどうであれ40機から60機程度が上限で、当該戦域の数個の飛行場群に展開できる部隊を統括した集団が各国ともにあり、場合によってはそれを「師団」と呼んだり訳したりする、といったところではないでしょうか。
    BUN

  2. 日本陸軍航空部隊の編制は「飛行集団−飛行団−戦隊−中隊」ですが、飛行集団長が中将、飛行団が少将クラスである事や飛行集団は師団と同じように軍の下に置かれるものである事から考えて飛行集団が師団に相当するものであると思われます。
    それから陸上部隊の単位である師団や連隊といったものを航空部隊に適用するのは余り意味がないと思います。例えば現在の米空軍のWINGは大隊と訳される事もありますが、東側の空軍の連隊の倍の規模であったりします。
    whatever

  3. ↑いえ、日本陸軍には、正式に飛行師団という編成単位が設けられています。
    昭和十八年に航空軍→飛行師団→飛行団→飛行戦隊→飛行中隊に改められています。
    飛行師団=飛行集団というのはおおむねそうですが、飛行集団より上に航空軍を設けて大規模航空作戦に対応(の予定)
    地上部隊の感覚で言えば、軍→師団→旅団→連隊→大隊というところなのでしょう。
    まなかじ

  4. 陸軍航空隊の飛行師団について補足

    陸軍の飛行師団は北方の第一飛行師団、中国戦線の第三飛行師団、ビルマの第五、東部ニューギニアの第六、西部ニューギニアの第七等各方面の航空兵力の基幹となる組織(師団長は少将でも可です)ですが、南方の前線の第六飛行師団を例に採ると、飛行第四十五戦隊、第二百八戦隊、第十、第十三、第二十四、第十四等の各機種(定数は機種により大小様々)の戦隊と軍偵の独立中隊といった飛行部隊と警備、軽設営等に当たる飛行場大隊四個と飛行場中隊六個、航空移動修理班十個その他で編制されています。
    また、東京地区の防空に当たった第十飛行師団はほぼ上記第六飛行師団と同様の規模の編制ですが、他に各学校の臨時防空飛行隊や戦力回復中の飛行団所属戦隊等百機以上を指揮下に置き、かなり大きく複雑な編制となっています。このように各戦線の状況により航空情報隊や対空無線隊、設営部隊や学校等が柔軟に指揮下に入り、更に末期には飛行学校が教導飛行師団に改変される等、「複雑」で把握しにくい性格の組織となっていることが解ると思います。
    BUN

  5. 自分で書き込んでいて疑問に思ったが、航空情報隊とは何をする部隊なのだろう?
    まあ、キャノンのアスフェリカルレンズあたりを抱えて場外の金網の所に待機するのだろうとは思うけれど、似たもの同士でもちょっと趣味が合わないな・・・。
    BUN

  6. 記憶だけでいい加減な事を書いてしまったお詫びに航空情報隊について。
    航空情報隊は昭和12年の航空充備計画によって新設されたもので、監視哨を各地に設置してその監視網で敵機の動きを掴むのが任務です。必ずしも防空の為だけでないらしい。元々は通信関係の1部門として設置されたもので、航空通信学校の卒業者が根幹だったようです。
    whatever

  7. それから後にレーダーとかを運用していたのも航空情報隊です。
    whatever

  8. >まあ、キャノンのアスフェリカルレンズあたりを抱えて場外の金網の所に
    >待機するのだろうとは思うけれど、似たもの同士でもちょっと趣味が合わ
    >ない・・・。

    多分「『キヤノン』のアスフェリカルレンズ」のことだろうと思うのですが、
    むしろ「場外の金網」という文言からは、望遠レンズにレシーバーという組
    み合わせを思い浮かべてしまうんですが... どっちも持っている自分。

    # ごーよんごにEOS-1って組み合わせでなんですが。

    今泉 淳

  9. 参りました。しかし感材は自慢の国産、富士写真「フイルム」ですよね。
    BUN

  10. 「ごーよんご」って500mm/F4.5のことですか?
    Sampon

  11. >「ごーよんご」って500mm/F4.5のことですか?

    そうです。EF500mmF4.5L USMです。もうIS化されてF4になっちゃったので
    古くなっちゃいましたが、かろうじて携帯可能でキレも良いです。

    今泉 淳

  12. ありがとうございました。USMってのはUltrasonic motorのことですか?
    (すみません、ニコン党なのでキャノンのことは何もわかりません)
    かろうじて携帯可能な重さ/大きさってどんなものでしょう?180mmF2.8を
    重くて大きいと思ってる人間には想像つきません。
    Sampon

  13. >USMってのはUltrasonic motorのことですか?

    そうです。

    >かろうじて携帯可能な重さ/大きさってどんなものでしょう?180mmF2.8を
    >重くて大きいと思ってる人間には想像つきません。

    私の目安はレンズ重量3kg程度を基準にしています。おそらく、300mmF2.8や
    200mF1.8も大体同じ程度です。600mmF4は、焦点距離がそれほど違わないに
    もかかわらず、でかい、重たい、高いということで、私には手がでませんで
    した。

    もっとも、ごーよんご以外に、ボディ(2台)、予備のレンズ(300mF4か80-200
    mmF2.8のいずれか、あるいは両方)に、三脚(約5kg)をいっしょに持っていく
    ので、概ね13,4kgは軽く届くような感じですかね。

    あ、私は飛行機は写しません。鉄道オンリーです。(^^;)



    今泉 淳

  14. 今泉様、ありがとうございました。ここの常連は多趣味な方が多い様ですね。
    Sampon


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