ほとんどなかったといってもいいでしょう。
　ドイツはエニグマを信じていましたし、日本は外国人は日本語が理解できないと思っていましたから。
安井　賢一

秦先生の著作には、(海軍の暗号に対して)「ドイツからも好意的警告が伝え
られた」とあります。「兆候」に該当するかどうかはともかくとして、そう
いう指摘の事実はあったのだと思います。なお、日本海軍内にも解読されて
いたのではないかと疑った人はいましたが、質問の趣旨に照らし合わせれば、
「気づいていた兆候」には該当しないと言ったほうが妥当かもしれませんね。
今泉　淳