端的に言ってしまえば、秘密戦を行うための人材を育てる学校です。秘密戦とは諜報、宣伝、謀略、防諜といった類の活動の総称です。
　昔（戦後です。）、この学校を題材にしたスパイ映画がたくさん作られたようですね。
tomo

６０年代に陸軍中野学校の映画が何本かシリーズで作られています。第１作は市川雷蔵、加東大介等が出演で、頭の硬い軍人ではなく民間から学生を集めてスパイ教育を行ったという設定で、各種秘密兵器を用いたスパイ活動および殺人術訓練や、芸者を相手に女を喜ばせるテクニックの講義が行われるシーンがあったとか。後者の講義なら私も受けてみたいものだが、本当かいな？
アリエフ

　映画『陸軍中野学校』なら見たことがあります。００７シリーズのような荒唐無稽な娯楽作品ではなく、シリアスな映画でした。
　劇中で「女の喜ばし方」なる講義が紹介されてましたが、何かシュールでしたね。裸婦の像を前に先生が「女性の感じやすい場所は、乳首、脇の下・・・」と熱弁を奮ってました。本当にあーだったのでしょうか？
塚丼

↑スリの名人をスカウトするぐらいですから、そのくらいはやるかもしれませんね（ほんとかよ）
まぐまぐマグロ

↑↑机上の講義だけでなく「遊廓突撃本番演習」なんてあったりして。これでは日活ロマンポルノか（？）
アリエフ

今みたいに、雑誌に「オンナを悦ばせるテク」とか
載ってるような時代じゃないですから、
本当なんでしょう、きっと。
どんべ

この映画、８月一杯はチャンネルNECOで放送しています。

　陸軍中野学校の設立に関しては結構面倒なことがあったのですが、昭和１３年に設立された後方勤務要員養成所が翌年に中野に校舎を移してから陸軍中野学と呼ばれるようになりました。任務の性質と学校の性格の秘密を守るため、制服を着ず、階級無しで呼んだり、日本の軍人であることを秘匿するため、天皇が人間だという前提の元で天皇制を議論させたりと、ユニークな逸話に事欠きません。
tomo

　1974年にフィリピン・ルバング島から帰還したかの小野田寛郎元少尉も、陸軍中野学校二俣分校の卒業生でした。
ブラック・タロン