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179 部落問題について勉強しています。授業で、部落に住んでいるために差別を受け自殺してしまった女の人の手紙を聞かせてもらいました。今もこんなことがおこっているのでしょうか?また、部落の問題を学ぶ度に思うのですが、どこに部落があるのですか?差別なども本当にあってるんですか?部落問題は歴史上のことで、実際にはもう存在しないようにしか思えないのですが。
ぴぴる

  1. 部落差別に関する事象(差別発言、就職や結婚等での差別など)は、現在でも完全に無くなったわけではありません。戦後の国や地方自治体による地域改善対策により、旧部落の住宅や道路などの居住環境整備、人権啓発・同和教育の推進、旧部落であることを表示させない(本籍は都道府県までしか書かない)ような就職履歴書の使用推進等の施策が推進されたこと、また都市化の進行により旧部落が自然解消したり目立たなくなるという社会的変化により、昔のような明白な部落差別が行われることは無くなってきました。しかし、人間の偏見意識を変えるのは難しいもので、人権教育を受けていても差別発言・落書きなどをやってしまう輩がいるわけです。
    また、旧部落がどこにあったか示すような文書が出回ったことがありますが(部落地名総覧事件)、こういうことも差別事象の一つであり、企業等に対しこのような文書を購入・使用するなという指導が行われています。なお、地域改善対策の居住環境整備関係事業の必要上、自治体の担当職員は旧部落の位置を知っていますが、それは秘密事項の扱いになっています。
    より詳しいことは同和問題関係のサイトを見た方がよいでしょう。
    アリエフ

  2. 私の住んでいる土地は東北地方の寒村で、部落という言葉を皆が臆面もなく
    使用しています。むしろ、自らの住所を詳細に述べることを誇りとし、
    執拗に部落という言葉を多用します。
    私(1976年生)は小学校の担任に「部落という言葉を使うのは恥である」的な話をされ、ショックを受けた覚えがあります。
    未だ、私の土地での部落の認識はこの程度です(無知蒙昧の発言で恐縮ですが)。
    テオドール


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