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今の自衛隊の態勢などを考えずに周辺諸国(北朝鮮・中国・ロシア)などと 戦争状態に陥ったとするとどこまで持ちこたえられますか? (なお核兵器の使用は考えないとすると) ラプター |
- 戦争の状況によるのではないでしょうか。現在の状況で、これらの国が我が国に大規模な上陸作戦を行う可能性は小さい。尖閣諸島や北方領土など領土問題が起こっている島を巡っての紛争、あるいは第三国をめぐる衝突(例えば中国対台湾、朝鮮半島)に日本が巻き込まれるケース、さらにはどこかの周辺諸国で政治的混乱が生じるなどして内戦状態になり、特定の勢力が日本の国益を侵害するようなケース(例えば日本海で操業している漁船を不当に拉致するとか)なら、将来の国際情勢の状況次第で発生する可能性が十分ある。
こうした紛争、戦争が発生したとき、日本が全面的戦闘に入るか、あるいはそうする必要性があるか、ということも関わってくる。宣戦布告を行い、国際法上、戦争になったとしても、同盟国であるアメリカが戦略核で相手を威嚇することにより、一発も実弾が撃たれる事無く戦争が終結するシナリオも考えられますので。
アリエフ
- 正確には戦略核攻撃へのエスカレートの可能性を外交的手段をも駆使して威嚇する、ということかな。例えば、紛争周辺海域に第七艦隊を派遣し、来るなら来てみろ、しかし核で手痛い報復を受けてもいいのか!とブラフをかける。
アリエフ
- 実際に戦争になっても自衛隊の軍事力の高さは、
ASEAN7ヶ国、オーストラりア、ニュージーランド、台湾
の軍隊を足しても能力は自衛隊の足元にも及ばないと
「加治隆介の議」講談社
に書いてありましたからかなり持ちこたえれる
あるいは勝利できるかもしれません。
富嶽
- ハードの性能については異論ないですが、
実際に運用となると自衛隊は両手両足縛られてるようなものだと思います。
上記のうち1国と戦うのでさえ相当苦戦するかも。
勝井
- >3&4:
同感です(^^;;;
確かに自衛隊の持つハードウェアは充分な性能を持っているかもしれませんが(バトル・プルーフがないけどね)、配備数や配備地域のバランスははっきり言って偏ってます。特に陸自。
それより大きな問題は、組織自体の運用に必要なもの(有事法制等)がことごとく欠けてるということですね(この議論は言い出したらキリないので(^^;)。
まぁ法的な問題はともかく、自衛隊の任務はまず『追っ払う』ことですから、頭数が少なくとも戦術面でカバーして目的を果たせればそれでいーのですd(^^)
ブラック・タロン
- それと、出所は忘れましたが戦車の弾倉に弾が無いと言う話も聞きましたが。倉庫にも無いと言う事だったら大変ですね。
kabukou
- 多分、「ツボにはまると恐ろしく強い、でもそれ以外だとてんでダメ」ってのが
今の自衛隊なんじゃないかな~と、そこはかとなく考える今日この頃。
勝井
- 燃料、弾薬の備蓄がほとんど無かったような気がします。前者は民間から回せますが、後者が問題ですね。何日分ありましたっけ。
tomo
- 自衛隊の弾薬の備蓄が1週間で切れるというのは、かつて極東ソ連軍の北海道侵攻説が言われていた頃、シミュレーション小説に書かれていたことでしょう。守備側の3倍以上の戦力で以って大きな損害を出しやすい上陸戦を行い、米軍が本格的に支援に来る前に1週間で北海道を制圧すれば、その頃には自衛隊の弾薬が尽きているだろうと云ったような話だったか。
ただ、この作戦を実行するには、ソ連軍は中ソ国境から対日戦向けに大量の弾薬を回し、しかも、それを輸送船等で北海道の上陸部隊に運ばなくてはならんのですよ。国境沿いのソ連軍が手薄になった隙に中国が国境侵犯を起こすようなことがない、という条件ならば成り立つような話。
小さな島をめぐる小競り合い(これでも宣戦布告による戦争になることがある)とは違うスケールなんですが。
アリエフ
- しかも、ロシア極東部は石油等の燃料や工業製品の多くをシベリア鉄道で西から運んでこなければならないのです。まして、日本海を渡る大規模上陸戦をやるならば、燃料などの資材を余計に運んで前方集積しておかなくてはならない。シベリア鉄道の輸送力や、ソ連経済にかなりの負担がかかるでしょう。ちなみにシベリア鉄道はチタからハバロフスクの間が線形が悪く、輸送のネックになっている。
それに、兵站用の輸送船をどうやって調達するんだろうか?極東で短期間に十分な数だけ量産できるかな?(これもシベリア鉄道で運んだりして?!)
アリエフ
- 脱線ですが、どこかの自衛官がよんだ
「たまに撃つ、弾が無いのが、たまにきず」
って言う川柳が、自衛隊の補給物資備蓄の事を書いてあった1978年頃の
「現代用語の基礎知識」にのってました。
(当時の物資状況も書いていたはずですが、
遠方の実家にあるので確認できないです)
ダークマター
- 備蓄量がどれほどかはわかりませんが、元々防衛予算に限りがあるのに加えて、正面装備や人件費、後年度負担支払い等に多く食われるため、弾薬調達に充分な予算を回せないというのは事実みたいです。
日米共同訓練等で、機関銃やライフルを惜しげもなく撃ちまくる米軍兵士を見てうらやましがる自衛隊員は少なくないようです(^^;
ブラック・タロン
- 自衛隊には弾がない、とはよく聞きますが、実際有事に巻き込まれる
(宣戦布告、侵略等)としたら、今の日本の工業力を総動員すれば
(環境が整っていれば)弾の備蓄なんかすぐ出来そうな気はしますが
Ko
- >13
1.レアメタルの備蓄が無い
2.十分な数の治具が無い
3.工場ラインの受入態勢(品質管理等)が整っていない
4.専門の技能員が少ない
等の理由により、すぐには無理です。
総動員体制で半年ぐらいかければ準備が出来るかもしれないですが、最も物資が必要な初動時、一歩譲って初期を乗り切ったとしても、第2派迎撃前の補給には間に合いません。
逆に「実はこの体制が整ってます」という事だったら担当者尊敬します。
ダークマター
- 以前とある本で20㎜機関砲弾の製造工場を取材してました。工場で機関砲弾を作っているおばちゃんが「これで人を撃って欲しくないねぇ」と複雑な心境でコメントしてました。
ガンヘッド
- 旧ソ連軍の日本本土上陸作戦が話題になっていたので,ちょっと横やりを.
上陸作戦の際には,”上陸側5倍の原則”と言うものがあるそうで,上陸する側は,守備側の5倍の戦力を用意しないと作戦に勝利できないそうです.また,その際には,兵士一人あたり,概ね1トン掃討の物資が必要で,これを運ぶ船は物資1トンあたり,船20トンが必要と言われています.
つまり,陸上自A隊が北海道に戦力を集中(約5万人)することにより,ソ連は上陸作戦を企画する際に,20万人×1トン×20トン=400万トンもの船が必要となり,いやでも日本側の監視を受ける事になります.また,必要な船を極東で建造するとすれば,そのための工員・物資をアエロフロート機とシベリア鉄道とで運ばなければなりません.そーなりゃ,誰の目にもソ連が極東で事を起こしたがっているというのがバレバレになり,奇襲作戦は不可能です.
見事な抑止戦略ですね.
となりの大トロ
- 米軍基地があっても日本が戦争に巻き込まれる危険が無いのは、
実はもう朝鮮戦争で実証済みなんですよ。それどころか、
特需景気と戦犯釈放であの戦争で日本はさんざん儲かったんです。
集団的自衛権と憲法九条もああやれば何ら問題ないんです。
日本太郎