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257 基本的なことですいませんが、師団、軍団、旅団、大隊、中隊、小隊の構成人数を教えてください。 

紅葉饅頭

  1. 最近、同様な質問があったが、国、時代、種類(歩兵、機甲など)によって異なり定まっていない。例えば、師団の定数の場合、旧ソ連軍は米軍(及びNATO諸国)に比べて少ない。米軍が1万5千人を超えるのに比べ、ソ連軍は1万人程度で兵力数は3分の2程度の規模。
    また、師団の構成も異なったりする。例えば師団司令部の下、旅団がある所と、いきなり連隊になっている所と。英訳すれば「師団」「旅団」となるとしても、部隊司令官の指揮命令上の権限や機能・任務の範囲において、国により異なるのが当たり前だったりする。いちばん大きな違いは、師団以上のクラスの部隊(軍、軍団、軍集団など)のうち、どのレベルが補給・兵站上の機能を持ち合わせているかどうかということだろう。
    ま、NATO諸国や旧ワルシャワ条約機構諸国では、その加盟各国間で組織編成の標準化が図られてきたが、NATOでも米軍と英軍でかなりの違いがあるようだし。
    それから、平時には最小限の人数にしておき、有事の際、徴兵により人数を充足するというケースもある。旧ソ連軍でよく取られていた方法で、前線から遠く優先度の低い本国内の部隊について、常時、定数フル状態を維持すると経費がかさむから節約を図っていたもの。
    アリエフ

  2.  とりあえず、陸上自衛隊の主な部隊単位の定員について。
     陸自の師団は米軍の旅団くらいにしか及ばない頭数だそうですが・・・

    ・師団…甲編成と乙編成があり、甲編成は7,000〜9,000人、乙編成は6,000人程度(だったかな?(^^;)
        第1師団(練馬)は甲編成だが、今後5,500人程度に削減されるとの話。
    ・旅団…4,000人程度
    ・混成団…2,000〜3,000人程度だったと思うが資料不足
    ・団および群(特科団、施設団、特科群等)…資料不足だが旅団と同程度だったと思う。
    ・連隊、大隊…資料不足だが1,000単位なのは間違いない(笑)
    ・中隊…これも資料不足(;^_^A
    ・小隊…2個小銃班(分隊)で構成(だったと思う)
    ・小銃班…いわゆる『分隊』。10人程度。

     ちなみに、現在陸自では『即応予備自衛官』の導入を進めており、師団等を構成する普通科連隊のうち1個連隊を、常備自衛官による基幹要員(連隊長、中隊長等。約2割)と即応予備自衛官(約8割)で充足します。
    ブラック・タロン

  3. そですね。
    特に知りたい時代と国、種別を絞って質問し直してみて下さい。

    ちなみに、軍、軍団、軍集団や方面軍ともなると
    目的に応じて所要の各種兵科が適宜編入されて構成されますから、
    もう完全に千差万別です。
    勝井

  4. 自衛隊の場合
    師団 七千人〜九千人
    旅団 約四千人

    普通科(歩兵)の場合
    連隊 千二百〜千五百人
    大隊 普通科に大隊はない
    中隊 約二百人
    小隊 三十人〜四十人


    機甲科(戦車隊)の場合
    大隊 約二百人
    中隊 六十人〜七十人
    小隊 十六人

    自衛隊では師団の上は方面隊といって、二個師団〜二個師団プラス一個旅団・一個混成団の規模です。

    自衛隊の場合、師団の規模が小さいです。
    火力が弱いのとあいまって、自衛隊の一個師団は
    だいたい旧ソ連軍の一個連隊と同じくらいの戦力といわれていました。 
    celetaro

  5. 以前その質問をした富嶽です。
    ところで分隊、小隊、中隊、大隊、連隊、旅団、軍団、師団などの
    指揮官の階級はどれぐらいのなのでしょうか?
    富嶽

  6. >5
    分隊は、下士官が長をすることが多いです。   
    下士官の階級は、国によってかなりの差がありますが、非常に乱暴な感覚的なつかまえかたとしては、伍長か軍曹がやる、と思っておけばいいでしょうか。

    小隊長は、少尉がやります。しかし、少尉というのはあまりにペイペイな将校ですから、実質的な指揮は下士官が執っています。少尉が指揮官だが、古参の軍曹や曹長が実権を持っている、と思っておけばいいでしょう。

    中隊長は、中尉か大尉がやります。

    大隊長は、ふつうは少佐がやります。

    連隊長は、古参の中佐か、大佐です。ふつうは大佐。ただ、大戦後半のドイツ軍には、少佐の連隊長なんてのもけっこういたりします。

    旅団長は、准将がある国では准将の仕事です(准将の原語は旅団指揮官・ブリガーテ・ジェネラルです)が、ない国では少将です。

    師団長は、ふつうは中将ですが、准将のある国では少将に振られることもよくあります。また、大戦後半のドイツ軍では少将の師団長がふつうになっていて、正式に任命された大佐の師団長なんてのもいます。


    まなかじ

  7. <3 では、多いですが・・・
    1,ナポレオンあたりの時代のフランスプロシャその他
    2、独立戦争時の米英両軍
    3、ナチスドイツ
    紅葉饅頭

  8.  師団長等の階級についての与太話。
     スイス陸軍は3個野戦軍団(1個軍団は2個歩兵師団・1個国境師団・1個機械化旅団で構成)と1個山岳軍団(3個山岳師団で構成)を基幹としていますが、平時は『将官』が存在せず、大佐が最高階級となっているそうです。各師団・旅団にはそれぞれ師団大佐(少将に相当)・旅団大佐(准将に相当)が置かれ、各軍団長たる大佐は中将に相当します。有事には、軍団長たる大佐の中から国会で最高指揮官(将軍)が選任され、全軍の指揮を預かるとのことです。ちなみに、今世紀においてスイス軍で将軍が選任されたのは2回(第1次・第2次大戦)で、第1次大戦時にはウルリッヒ・ウレイ将軍、第2次大戦時にはアンリ・ギゾン将軍が国土防衛の指揮を執ったそうです。
    ブラック・タロン

  9. >7
    ご要望のものではありませんが、とりあえず参考までに2つほど
    http://www.lares.dti.ne.jp/~nadhi/allied.html
    http://member.nifty.ne.jp/kkuroki/JR1ZOP/html/jgsdf/7d.htm
    PT

  10. >2 ブラック・タロン様
     自衛隊の部隊編成について質問!
     私の記憶では,確か団は連隊と師団の中間的な性格を持つもので,群は連隊的な性格を持つものと理解しておりましたが,その理解は間違っているのでしょうか?
    それと,団と群を比べると,団は群より上位の結節だと思うのですが?例として,
    2コ特科群で1コ特科団とか,2コ施設群で1コ施設団とかあったように思うのですが。また教えて下さい。
    となりの大トロ


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