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277 戦前の帝国陸海軍で、徴兵忌避や敵前逃亡にはどんな罰則が課せられたのでしょうか
犬夜叉

  1. 陸軍刑法、海軍刑法では軍人の犯罪の中で重いもの、反乱、利敵、無断撤退、司令官の投降、逃亡、戦地強姦、略奪等の罪を裁く為の法律です。軽い犯罪については陸軍懲罰令などで簡略に裁かれましたが、軍刑法はこのように最高刑を銃殺とした重い罪を裁く為のものです。
    しかし、徴兵忌避はこうした軍刑法の対象から外れるのではありませんか?
    BUN

  2.  大江志乃夫氏の「徴兵令」(岩波新書143)では、
    「非合法の徴兵忌避の行為」には「一ヶ月以上一年以下の重禁固および三円以上三〇円以下の罰金」に加え、「服役の後に(抽選を経ず)優先的に徴収された」とありました。また、逃亡失踪(夜逃げ?)は満四十歳まで時効は無い、ともあります。
     法的基準は徴兵令そのものにあったようです。
    ペンギン


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