QQCCMMVVGGTT
297 映画「バルジ大作戦」を見て疑問に思ったのですが、実際にSSで米軍に変装して行動していた部隊が居ると聞きました。その所属、部隊名等を知りたいのですがご存知の方、居られましたらご教授願えませんか?
∬戦士

  1. かなり有名な話ですが、手元に資料がなくうろ覚えで申し訳ないのですが、
    SSのオット−スコルツェニ−が指揮官となった第150戦闘団?という部隊が、パンタ−G型や3号突撃砲を改造した偽米軍戦車まで保有していましたが、アルデンヌの戦いの際、これらの主力部隊はその存在を米軍に見破られ、偽米軍としての任務を果たせないまま壊滅しています。しかし同部隊の少数の偵察部隊は上手く後方に潜入し、電線を切断したり、偽情報を流すなどして米軍をかなり混乱させることが出来たようです。
    しかし偽部隊とはいっても、実際には米軍の装備は思ったほど集まらず、一部の部隊の装備はほとんどがドイツ軍のままでしたし、アメリカ訛りの英語どころか英語を話せる兵士すら少なかったようです。また、友軍の誤射を避けるため、偽兵士達は青いスカーフをドイツ軍の印として巻いていました。

    カニ光線

  2.  この少数の偵察部隊というのはスコルツェニーの第150機甲旅団のスチラウ大尉配下の特殊部隊ですね。同旅団のエリートです。捕獲した米軍装備、車輌で身を固めた約80人の編成です。
     同隊はさらに破壊活動班(ジープ8台)と偵察班(同6台)に分かれており、偵察班はさらに短距離偵察4班、長距離偵察2班に分かれています。各ジープには3乃至4名が搭乗。一班でジープ1台といったところでしょうか。
     彼らは一個旅団3000名を別の道に誘導したり、ある機甲縦隊に恐怖と恐慌を煽り立て、戦場を離脱させたり、ルクセンブルクにあるブラッドレー大将の米第12軍集団司令部とスパにあるホッジス中将の米第1軍司令部を結ぶ主要ケーブルを切断したりと活発に行動しています。
     また、これらの活動に反応して検問が過剰な取り調べを行ったため、結構な混乱が生じたり、誤認逮捕が起こったり、将軍達が監禁に近い状態で指揮を執ったりと、なかなかに効果があったと思います。中でも傑作なのが誤認逮捕です。ドイツ軍に包囲されていたサンピトで防衛の指揮を執っていたブルース・クラーク将軍は5時間も営倉にとじこめられています。他の件でも、逮捕された理由や取り調べの際のやり取りは笑わせてくれます。
     また、ある放送では米軍軍服を着た独兵250人が捕らえられたと報道されています。当然ながら数が多すぎますから、誤認逮捕があり、それだけ混乱していることをドイツ側に知らせる結果となりました。
     この任務は戦時国際法の背信行為にもろに抵触しますから、捕まれば即決裁判で死刑です。捕虜としての保護は受けられないので、当時であれば、拷問も可かな?ただ、47年に行われた軍事裁判では戦闘を行った明確な証拠がないとの理由で無罪になったケースもあります。詳細は知りませんが、多分、任務から生還し、戦後になって戦犯として捕まった人の例でしょうね。3班が無傷で、2班が負傷者を抱えて生還しています。つまり、少なくとも計5班が生還です。
    tomo

  3. 英語に堪能で米国の知識のある兵士が偵察隊にまわされました。
    それでも見破られました。
    理由1
    ジープに4人乗りしていたところを見つかった。(規定では3人乗り)
    理由2
    MPに所属部隊を聞かれた際「第14騎兵連隊のA中隊(A-company)だ」と言ってしまった。 (騎兵部隊は通常cavaryを使う)

    捕まったドイツ兵が「アイゼンハワー暗殺」と供述したから大変なことになり、司令部は戦車に護衛されトーチカさながら。アイクは軟禁状態になりました。

    以上 ゴミレス
    白熊

  4.  ゴミレスその2。

     ドイツ軍では、第2次大戦末期に、イギリスのステン・サブマシンガンのコピーを製造しています。
     ドイツ軍戦闘親衛隊のブランデンブルグ師団を率いるスコルチェイニー大佐(上で書かれているスコルツェニーと同一人物かどうかは不明(;^_^A)は、鹵獲したステン・サブマシンガンやそのサイレンサーなどを調査し、単純明快な構造を持つステンの有効性に早くから着目していたそうです。
     そして1944年頃に入り、ステンMkIIをベースにしたコピー銃の製造が始まりました。目的は、国内の『国民突撃隊』の武器として供給することと、連合軍に偽装した攪乱部隊に支給することでした。
     後者用として製造されたステンのコピーは、『ゲレート・ポツダム』の通称で呼ばれ、構造から材質に至るまでステンMkIIそっくりに作られました(製造はモーゼル社が担当)。製造数は約25,000挺とのことです。
    ブラック・タロン

  5.  ジャン・ポール・パリュ著 バルジの戦い 上下 のどちらかに載っていた記事が今までで最も詳細な説明だったような感じがします。
    んがんぐ

  6.  途中で切っちゃいました。ごめんなさい。
     ブラックタロンさんにおききします。特殊任務師団ブランデンブルクの所属はWaffen-SSだったんですか。SSにはデイレルワンガーとかいうのはあったようですが。
    んがんぐ


Back