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373 この前ネパールで国王が殺された時、助かる見込みのない皇太子を即位させたのはなぜだと思いますか?ネパールだけでなくスペインでも1908年にそういう出来事がありました。国王が殺された直後、皇太子が即位しましたが皇太子も国王とともに襲撃されて重傷を負っており即位後すぐに死亡しました(その国王と皇太子の名は忘れました。スイマセン)。その皇太子の在位期間(と言うより在位時間と言った方が正しい)はわずか20分、在位最短記録としてギネスブックにも載っています。
ぱるぱる

  1. そりゃ法律でそう決まっているからでしょう。対象者の状態がどうであれ、皇位継承が発生した時点で存命ならば、たとえその直後に死亡することが分かっていても、法律上その人に継承させねばならないのでしょう。
    ちなみに日本においても、皇位継承に例外はないため、同時に死亡しない限り皇太子に即時継承されますね。
    というか、皇位継承権者が存命なのに他人に継承させたら、簒奪と呼ばれるのでは……
    tac

  2.  仮に次のような状況を想定しましょう。
     国王(40)絶命、王太子(25)重傷。王弟(30)と王太孫(2)は無事。
     この状況で、順当に王太孫に王位を継がせるためには、意識不明だろうとなんだろうと王太子に一度即位していただかなくては、王位継承の連続性が保てない。
     ここで王弟が即位してしまうようだと、すんごいお家騒動が起きそうですね。
     こういう事情も考えて、各国の継承典範は決められているのだと思います。
     王位継承権をめぐっては、どの国でも戦争を含めた大騒ぎをやった経験があるでしょうから、完全に機械的に王を決めてしまうのが一番だ、ということになったのでしょう。そうしておけば、王位継承争いだけは防ぐことができます。
     江戸時代の殿様でも、中期以降はどんなバカな若さまでも、病弱でも、知能に障害があっても、機械的に長男が跡を継ぐということになっていたようです。お家騒動が起こるよりは何ぼかまし、といことでしょう。
     君臣の倫理から考えても、正当な王太子の継承権を、家臣が勝手に放棄させるというのは問題だと思いますし。
    大名死亡

  3.  ちょっと例がよくなかったようです。国王絶命、王太子瀕死、王太孫無事までは同じとして、もう一人の継承権者が第二王子だったと仮定してください。
     この状況では、王太子の継承権を認めた場合と無視した場合で、「前国王に最も血統が近い人物」が変わってしまいます。
    大名死亡

  4. 今回のように、王位継承権上、後を次ぐべき者が諸般の事情により王位につく能力が無い、あるいは相応しくない場合に、継承権をめぐるお家騒動を回避する手段として、摂政の制度があるわけでしょう。ネパールの事件では、瀕死の皇太子(長男)が国王に即位したが、次男が摂政をやり実質的に国王の役割を勤めていたわけだし。
    ネパールの王家、政府としては、「皇太子が国王を撃った」ということは触れてはいけないタブーとし、「皇太子の銃が暴発したため惨劇が発生した」としとかないと、王家や政府への批判を回避しにくい。嘘と言われるのを承知の上で・・。
    アリエフ


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