北朝鮮の特殊部隊は通称「第八特殊軍団」と言われ、韓国と戦争になったときには
韓国軍に偽装して戦線後方にて韓国軍に攻撃、かく乱させる任務を帯びているそうです。しかし、１９８３年に起ったビルマ（現ミャンマー）での韓国大統領爆殺未遂事件（ラングーン事件）などのテロ活動や１９９６年に起きた北朝鮮の小型潜水艦座礁による北朝鮮特殊部隊上陸事件などけっこう戦争の無い時でも怪しいことをしてます。訓練も想像を絶するほどすごいらしいですし、金正日主席の命令ならば
爆弾を抱え、原発に突っ込む覚悟もあるそうです。また、隊員のなかには女性もいるそうです。
それに１９９９年に公開された韓国アクション映画「シュリ」では敵役として
出てきますし、ほかにも麻生幾氏著書の小説「宣戦布告」や小林源文氏著書の漫画「第二次朝鮮戦争〜ユギオII〜」でも出てきます。
一度読んでみてはいかがでしょうか。

それに武器ですか基本的にはＡＫ４７小銃やＲＰＧ−７ロケット砲といった
東側武器ですが、やはり任務によって西側の武器も使うらしいです。
（映画「シュリ」ではオーストリア軍の使っているステアーＡＵＧ小銃を使う
北朝鮮特殊部隊隊員のシーンがありましたが・・・）
このようなものでどうでしょうか？　
ミサイル野郎

こちらもどうぞ。
http://www.geocities.co.jp/Playtown/5315/SOG.htm
Jabo

便乗質問です。
第八特殊軍団は複数師団編成で数万人規模とありますが，これが全て特殊任務部隊なのでしょうか。任務からすれば数個大隊もあれば十分なのではないでしょうか。
軽師団からなる軍の一部がそう言う任務に当っているのではないかと思うのですがどうなのでしょう。
山奥の人

誰も答えないようなので私の勝手な想像ですが、
特殊部隊とは言っても他国のような特殊な任務、状況を専門にするスペシャルフォースとは違うのではないでしょうか？
装備や戦術は違っても戦時には他の部隊と同じような扱いになるのだと思います。
つまり、工兵や砲兵などのように兵科の一種なのではないでしょうか。
戦時には韓国に浸透して後方かく乱を行う。国力差のある北朝鮮が考えた苦肉の策の一つなのかもしれません。
同じ民族で言語も同じなのでこれは効果的だと思います。
機械化部隊などと違いコストもかからないので可能な限り大量に編成されているのでしょう。
Jabo

　Ｊａｂｏ様に付け加えさせていただきますと・・・。
　北朝鮮の第８特殊軍団は、ナチスの武装SSやイラクの大統領警護隊、ナポレオンの近衛軍団のような、一種の親衛隊と見るべきだと思います。ベトナム戦争中、南ベトナムの特殊部隊も大統領をクーデターから守る、親衛隊的役割をになっていましたし、軍に依存しながら、軍を恐れなければならない、独裁国のつらいところでしょう。
　北朝鮮の特殊部隊は８万人ともいわれますが、もしこれが本当なら、その兵員の質はＳＡＳやグリーンベレーとは比較にならないくらい低いものだと思います。そもそも人口が２３００万人しかいない上、国民は栄養失調状態、学校では小さな子どもにまで、馬鹿げた踊りやマスゲームでもともと頑健で頭脳優秀な人材のパイ自体が小さいのです。おまけにあの国では出身成分といって、身分差別がまかりとおっています。大体世界各国での特殊部隊の選別・訓練方法の厳しさからいって、よっぽどゆる〜い選抜基準・訓練基準でない限り、万の単位になるはずがないです。映画に出てくるような、あるいは不審船に乗り込むような優秀な兵員はごく一握りで、残りは単なる特権階級だと考えます。
りんちゅー

　８万人もいるかどうかは私にはわかりませんが、第８特殊軍団の兵員が何万人もいること自体は、事実なのでしょう。狭義の特殊部隊員以外にもその輸送、施設の運営、管理などさまざまな支援部隊に大量の員数が必要でしょうからね。それに他の国の軍隊では戦闘工兵・山岳歩兵・偵察部隊・海兵隊・水中処分隊・空挺部隊などに分類されている部隊を含んでいるのかもしれません。一般にどのような部隊を特殊部隊と呼ぶかについては、国によって、また論者によってもさまざまですし、別に明確・厳密に定まった定義があるわけではないので・・・。
　ただ、北朝鮮の全般的な政策からすると、近隣諸国が自国の戦力について誇大評価してくれた方がありがたいわけです。（テポドンがいい例）その意味で第８特殊軍団の編成は、大変ウマイやり方です。実際にはたいして金が掛かってないのに日本や韓国、アメリカを恐れさせることができ、外交上の存在感を示す一方で、実態であるお話にならない弱さから目をそらさせることができます。
　本当は特殊部隊作戦というのは、あまりうまいこといかないもんです。労効釣り合わないことが多いです。たいていの人が誤解しているので、北朝鮮のコケオドシ作戦が成立するのです。
りんちゅー