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440  先日打ち上げたH2Aの2号機の事なんですが、搭載した高速再突入実験機が分離に失敗したと言うのは大嘘で、実は対北朝鮮用の軍事衛星を積んでいたってい言う人がいるんですが.....ほんとうの所みなさんどう思います?。
 そもそも軍事衛星ってのは、好感度のカメラ等で敵の行動を観察できる以外にどんなことが出来るんでしょう?。観察するぐらいなら同盟国のアメリカの衛星から情報をもらえば済むことなんで、わざわざ衛星を打ち上げる必要も無いですよね。
 また、他の国に察知されずに、衛星を打ち上げられる事は可能なんでしょうか?。
山本五十五号

  1. >アレは実は軍事衛星(偵察衛星)だった。

     ンなわきゃ無いでしょう、宇宙開発を進める上において高速再突入実験機は重要なものです、その為の予算も計上されているのになんでまたそんな事せなあかんのでしょうか、そらどっかの漫画の読み過ぎと違いますかね。(確か、ゴルゴ13の最近の奴でそういうストーリーのモノが有りましたが)

    >軍事衛星ってどんな事が出来るんですか?

     観察の他にも軍事通信衛星とか測地衛星(GPSがそうですね)とか色々ありますよ、キラー衛星とかもありますしね。

    >他の国に察知されずに衛星を打ち上げられる事は可能か?

     無理だと思います。
     打ち上げる事は可能でも打ちあがった時点でNORADのカタログに乗ります。
     軌道上に有る物体は、衛星も含めてかなりの分解能(10cmぐらいだったかなあ)の大きさの物体までカタログに載っているのです。

     このカタログに(何らかの手段で)乗せなければ可能といえない事も無いですが、その場合同じ軌道に衛星を打ち上げられて双方とも機能停止なんて事になっても文句は言えなくなりますけどね。
    ooi

  2. それは都市伝説・・・と言うより宇宙伝説かな?
    理由としては
    @軌道で実験衛星か偵察衛星かは容易に識別出来ます。
    A仮に偽装としても、なんで直ぐに大気圏突入する実験衛星にする必要があるでしょう?
    Bすでに多目的衛星として計画が進行中です。わざわざ偽装する必要がありません。(緊急に今すぐ偵察したい目標があれば別ですが・・)
    軍事衛星と一口にいっても色々あります。
    写真偵察衛星・合成開口レーダー偵察衛星・海洋監視衛星(ロシアでまだ運用してるのかな?)軍事通信衛星・早期警戒衛星(ICBMとかSLBMの発射警戒)
    航法衛星・対衛星攻撃衛星(ソ連で実験だけ)・などなど
    自前の偵察衛星を保有することには重要な意味があります。
    例えば、あなたがアメリカ軍指揮官で、自分の部隊と日本の重要施設の両方に
    敵軍が迫っているのを偵察衛星情報で知ったとします。
    自分の部隊が劣勢で日本の援軍が必要な場合、あなたは日本の重要施設への
    敵軍接近を日本側に通報しますか?
    通報せずに、自軍への敵接近のみ連絡して援軍を引き出す事もあり得るわけです。
    これは極端な例ですが、要は自前の情報を持っていないと自主的な判断が出来ない
    可能性があるわけです。
    湾岸戦で米軍情報の不確実性を痛感した欧州諸国は自前の偵察衛星打ち上げを
    決定しました。
    商業ベースの衛星写真を購入する手もありますが、これも戦時に購入可能か?
    指定した目標の撮影に大国(特にアメリカ)が同意するか?不確定要素が多いです。
    最後に、他国に知られずに衛星を打ち上げる事は出来ません。
    何らかのセンサーにて必ず何処かの国or組織に探知されます。
    タイ駐在員

  3. > このカタログに(何らかの手段で)乗せなければ可能といえない事も無いですが、その場合同じ軌道に衛星を打ち上げられて双方とも機能停止なんて事になっても文句は言えなくなりますけどね。

     ちょいと修正。
    同じ軌道に衛星を打ち上げられて。
         ↓
    衝突するような軌道に衛星を打ち上げられて。
    ooi

  4. >また、他の国に察知されずに、衛星を打ち上げられる事は可能なんでしょうか?。
    まったくの不可能事ではないとおもいます。
    ただし物理的には不可能ではない、リアリティはないけど、と言ったレベルの話ですが。
    NORADと言えども四六時中世界の空を監視している訳ではありません。
    アメリカ本土とあと数カ所の観測ステーション(韓国にもあったと思う)の上空を通る衛星を観測して、
    カタログと照らし合わせているので、それらの上空を通らない軌道をうまく設定して、
    ほんの二三周で任務を終えたら、察知されずに回収出来るかもしれません。
    あくまでも、すべてがうまく行ったらですが。
    便利少尉

  5. 打ち上げはわからなくても、衛星軌道に乗ってしまえば察知されます 

     現在はスペースデブリ(軌道上のゴミ)問題が重要になってますのである程度の大きさの物体(衛星はもちろん)常時観測されてます.(光学、電波)
     また地球に近接する小惑星発見組織が民間でも活動していますのでセンサーにキャッチされたらただちに軌道計算されますので打ち上げがわからなくても衛星軌道上にあれば、データベース化されます.(人工の衛星を排除する形で無いと目的が果たせない、たまに惑星軌道にのせたロケットの残骸などで惑わされるそうだ)

    天象予報官

  6. ちょっとした資料が出てきました。

    今では宇宙空間での追跡はNORADではなくUS−SPACECOMが行なっているんだとか(確かNORADはここの下部組織になるんだよな)、んで、ここが運用するSSN(宇宙監視網)によって「宇宙物体のカタログ」が出来るんだそうです、低軌道で10cm以上、静止軌道ぐらいになると1m以上のサイズの物体を検出する能力を持っているとの事です、無論、常時カタログは更新されています。
    (ここからちょっと想像/うろ覚えが入ります)
    多分アメリカ(ロシアも、だろうか)は核ミサイルの奇襲に備える為に世界のかなりの部分を監視下に置いているモノと考えられます、その一部は湾岸戦争でスカッドミサイルの監視に使用されたと記憶しています。
    ですから衛星を察知されずに打ち上げるとしても、かなり初期の段階で発見される事は間違い無いと見ていいと思います。

    :参考資料 ポピュラーサイエンス 「宇宙のゴミ問題 −スペース・デブリ−」
     八坂哲夫著 裳華房
    ooi

  7. ゴミ
    そういえば米国のGPSシステムのロシア版「GLONASS」が
    ありましたね。
    最近はロシアもすこ〜しばかり内需が上がってきたようですから
    予算不足も多少は改善されているかもしれませんねぇ。
    でも軌道上の物体を監視するのって毎年どれくらい金がかかるんでしょうか

    幻雲

  8. 実は対北朝鮮用の軍事衛星〜>陰謀の好きな方のたわ言ですねぇ。
    (そう言えば「陰謀のセオリー」ていう映画ありましたっけ)
    今日の夕御飯


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