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197 「グランド・パワー」などを読んでいてフと疑問に思うことがあるのですが・・・
よく白黒写真から迷彩など塗装の色を考察している記事を見かけますが、どうやって白黒から色を推定しているのでしょうか?
TETSU29

  1. G誌のライターがどうやって塗装考証しているかは想像するしかありませんが、軍用機や兵器の塗装には規定があり、それによって何処は何色と定められています。帝国海軍でしたら「内令兵」其の他によって、帝国陸軍でしたら「仮兵器迷彩要領」等で定められたパターンと色があるので、白黒写真でも確実に何色か推定できる部分があり(例えば零戦の脚カバーにあるオレオの荷重表示、赤、青)それに対してどのような明度で写っているか等を検討しながら不明部分の色調を推定することになります。当然、推定する色の候補は当時使用される可能性のある塗料、塗色によって絞り込まれます。経験と知識の量で勝負が分かれる作業ではありますが、体力と気力があれば楽しい作業でもあります。
    BUN

  2. ドイツ陸軍の塗装のカラーチップと塗装の変遷でしたらGP誌33−36号、アーマーモデリング誌1号に一通り載っています。資料の発掘と解釈によっていくらでも変わってくる分野でもあります。
    バツ

  3. 回答ありがとうございます。いや、自分で考証してみようという考えは全く無いのですが、ちょっと気にはなったものでして・・・
    TETSU29

  4. 昔の白黒写真、使用されたフィルムの種類によっては色のコントラストが違っちゃうのがありましたっけ。フィルター使えばそれだけでも少し変わっちゃう気がしますし。モノクロ写真で、国籍マークの色との比較等から迷彩の色調を考察していくのは、実に興趣のあることだと思います。
    MB

  5. 色の再現性についてちょっと思いついたので少々。人間に見える色の領域は個人差はありますがモノクロで200〜400色(階調)、カラーについては6千万〜1億色ぐらいと思われます。モノクロ1階調に対し対応する可能性のある色は最低20万色にものぼり、原理から言うと、モノクロ写真から正確な色の判断は極めて困難です。
    参考とするカラーも、専用インクで印刷されたカラーチップなら問題ありませんが、色の3原色インク+黒インクで印刷された通常印刷物の場合、正確さは期待できません。機械、インクさらに紙ごとにクセがある上、色の3原色(シアン、マゼンタ、イエロー、印刷物では+ブラック)で再現できる色調の範囲は、実際に人間に見える色数より少ないのです。つまり直接見た場合と同じに再現できない色が、印刷物には原理的に存在します。
    で、なにが言いたいのか、と言えば、かように色の再現は難しい、ということです。長文、失礼しました。
    アナーキャ

  6. ↑それは「色の再現性」の問題で「何色に塗られているか」ということではありませんね。「これは緑なのか、茶なのか」「鼠色なのか橙色なのか」が判れば考証としては十分でしょう。例の飴色論争は鼠色対黄土色なので「論争」となった訳です。微妙な色あいは感性の問題として良いでしょう。今現在、多少科学的方法を試みつつある(のを眺めている)のですが、果たして成果が上がるかどうか・・・。
    BUN

  7. ↑その通りです。参考程度、というかこういうのもあるよ、と思って読んでください。
    アナーキャ

  8. 「グリコ・森永事件」の際、防犯カメラが捕らえた「かいじん21面そう」容疑者の白黒画像をコンピュータで解析し、服の色を「ベージュ」としたことがありましたね。(ゴミ)
    NIM

  9. ↑そこでですね、例えば白黒写真に写ってる国籍マークの赤、黒、白なんかを基準にして、パソに取込み/デジタル化した画像を解析すると、いくらかでも客観的に塗装色のヒントが数値で得られないかな、とも思うですよ。いや、わたしゃ根気も解析能力もないですが(笑)。ああ、ゴミでした。失礼(汗)。
    MB

  10. ゴミです。
    昔、米軍が色盲の兵士を偵察員?として採用をするとか聞いたことがあります。
    あれはただの噂だったのでしょうか?
    Jabo

  11. 『玉砕の軍隊生還の軍隊』の中の、ガダルカナル島の米海兵隊員の話でその話が出てきました。隠蔽されていた機関銃陣地を見つけたので、パトロールの時は連れて行ったとか。
    バツ


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