中央公論社「日本の近代」第９巻「逆説の軍隊」に歴史学者による包括的な考察が出ていて読みやすいですよ。ただし、日本は一次大戦前にアメリカを仮想敵国として考えていません。あくまでロシアなんです。アメリカはロシア艦隊亡き後の海軍の軍備の標準国として存在していたに過ぎません。八八艦隊を計画していた時ですら日本の関心は中国と背後のロシアにあったようです。

取り敢えずＨＰでは、この２カ所を推薦しときます。＞「http://ac3.aimcom.co.jp/~mascomix/military/index.html」「http://www.bekkoame.or.jp/~bandaru/index.htm」(T-SATO)

信じるかどうか別にして、戦史叢書「海軍軍戦備1」がよろしいんじゃないでしょうか。もっとも、古い本ですし、最近その手の研究が進んでいるので、どこまで信用して良いかは別ですが。