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130 スーパーチャージャーとコンプレッサーの違いは?
ゾフィーエル

  1. 全然違う物です
    スーパーチャージャーは過給器の事で
    コンプレッサーとは圧縮機の事です

    たぶん、内燃機関の過給器関連で質問したのだと思いますが
    この場合
    スーパーチャージャーとは、エンジンに強制的に空気を押し込む装置を差します
    空気を押し込むには色々な方法が有るのですが
    強力な送風機を使って押し込むのが一般的です
    日本では、送風機の力量で
    ファン<ブロアー<コンプレッサーと分類してます
    現代の自動車で見ると
    例えば、トヨタの4AGZなんかはルーツ式ブロアー
    マツダのミラーサイクルはリショルム式コンプレッサーを
    「送風機」に採用した「過給器」を備えたエンジンとなる訳です

    SUDO

  2. あ、上、補足ね
    例に上げた過給器は「機械式」過給器です

    排気ガスを利用した、排気タービン式過給器は
    一般にターボチャージャーと呼ばれますが、これも「過給器」です


    SUDO

  3. スーパーチャージャーはコンプレッサの一種ですね。
    圧縮の程度によりファン,ブロア,コンプレッサと分けるのは上で説明されているとおりで,エンジンに圧縮空気を送るためのコンプレッサのことを特にスーパーチャージャーと呼びます。スーパーチャージ(通常より詰め込む=過給)という言葉のごとく,外気より圧縮してエンジンに送り出力を増やします。

    昔の舶用2ストディーゼルのように掃気のために(圧縮せずに)空気を送るものはブロア(送風機)と呼ぶのだと思います。ルーツ式はこの習慣でブロアと呼ぶことが多いのだと思いますが,圧縮比でブロアにもコンプレッサにもなり,トヨタのは純然としたスーパーチャージャー(コンプレッサ)ですね。

    スーパーチャージャーは本来過給機全てを指す言葉ですが「排気タービン駆動式スーパーチャージャー」は略してターボ・チャージャーと呼ばれますので,単にスーパーチャージャーというと普通は機械式を指します。

    スーパーチャージャーを分類すると
    ○駆動方式により
     ・機械式    (クランク軸や専用のエンジンによる→WW2頃の舶用ディーゼル)
     ・排気タービン式(いわゆるターボ・チャージャー)
    ○送風機型式により
     ・ルーツ式  (低回転・低流量なので機械式に向く。効率低い)
     ・リショルム式(↑↓の中間的性質?)
     ・遠心式   (高回転・高流量なのでターボ式に向く。効率比較的高い)
     ・軸流式   (高回転・超高流量・低圧縮比のためレシプロエンジンの
             過給には向かない。効率高い)
     ・その他色々 (Gラーダー?とかいうのもある)

    isi

  4. 回答感謝です。
    ところで、大戦時の航空機用エンジンのスーパーチャージャーはどんな方式だったのでしょう?
    また日本の過給器が弱かった(遅れていた?能力が低かった?)のはどこらへんに理由があったのでしょう?
    ゾフィーエル

  5. 発動機の透視図を見ると遠心式が一般的だと思います

    日本の過給機が遅れていたのは、色んな理由がありますが
    エンジン単体の開発がやっとだったのでしょう

    SUDO


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