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151 過去ログを見ているとWarbirdsには愛書家がたくさんおられるようで、もし良かったら最近面白かった本を紹介して下さい。よろしくお願いします。
松井

  1. 猪瀬直樹氏の「黒船の世紀」はいかがでしょう。明治時代から第二次大戦前までの日米の架空戦記を紹介すると共に、これらの本が当時の社会世相や民衆の反米(反日)意識にいかに影響を及ぼしたかを記しています。対米戦までの裏事情を考える上で興味深い。
    アリエフ

  2. 特にジャンルを問わなければ、元南東方面艦隊司令長官
    草鹿任一中将の「ラバウル戦線異状なし」が面白かった
    です。いわゆる戦記でなく、苦労話や生活裏話を中心と
    した内容でラバウルでの暮らしが描かれています。
    Ks

  3. 普段まともな本を読んでいないのがバレるのであまり書きたくありませんが、
    今年に入ってから読んだ本のなかでは

    荒俣宏「決戦下のユートピア」文春文庫(戦中生活)
    NHK取材班「日本の選択5/対日仮想戦略オレンジ作戦」角川文庫
    山本夏彦「誰か戦前を知らないか」文春新書(戦前文化)
    アンソニー・ギデンズ「第三の道」日本経済新聞社(社会学)
    カール・ソルバーグ「決断と異議」光人社(レイテ沖海戦)
    橋本克彦「鉄道員物語」宝島社文庫(国鉄職員)
    古山高麗雄「フーコン戦記」文藝春秋(ビルマ戦)

    などがおもしろかったです。
    (ささきさんが見たら笑うだろうな。見つからないことを祈ります。)
    くろねこ

  4. ↑笑いませんよ。私も最近あまり本を読んでませんし。
    (San Jose の図書館にも日本語の本はあるのですが、流行本とビジネス書が
    多くてドキュメンタリーは少ないのです…)
    英語のミリタリー本では
    "TUSKEGEE'S HEROS" Charlie&Ann Cooper, Motorbooks
    "TANK KILLING" Ian Hogg, SARPEDON New York
    "NIGHTFIGHTER" Ken Delve
    "WARTHOG" William L.Smallwood, Brassey's(US)
    "MUSTANG" M.J.Hardy, ARCO publishing
    "CORSAIR" Barrett Tillman, Naval Institute Press
    "MOSQUITO" Bill Sweetman/Rikyu Watanabe, Crown Publishers Inc
    こんなの読んでます。一冊読むのに2週間くらいかかるので
    必ずしも全部読破したわけじゃないですが(^_^;)、"TANK KILLING"
    は字数も少なく英語も平易な割に内容は濃くておすすめ。"WARTHOG"
    は分量は多いですが読みやすくて面白いです。丁度10年前湾岸
    戦争真っ最中にロサンゼルスに居て毎日 CNN を見てたことを思い
    出します。"NIGHTFIGHTER" は日本の名著「ドイツ夜間戦闘機」の
    ネタ本かも知れません。ドイツ側だけでなく WWI の飛行船迎撃や、
    BofB 初期のハリケーンやデファイアントによるイギリス夜戦の
    奮闘ぶりが興味深いです。
    雑誌では "FLIGHT JOURNAL" が面白いですね。今月号には 343 空の
    特集があり、"Gallery" はサンタモニカの零戦22型です(^o^)
    ささき

  5. 学研、歴氏群像欧州戦史シリーズ11巻
    これは第二次大戦のヨーロッパの戦場について一通り知るのに向いています。
    まあ、Ju87Gにダイブブレーキがあるとかの記述はありますが、
    全体的にはビジュアルも多いし参考になります。


  6. 「毒ガスと科学者」宮田親平 光人社 
    意外と誤解されている兵器としての毒ガスについて、解りやすく書かれた本として貴重。
    実際に戦場で初めて使用したのは独仏どっちか判らないこと、各種ガスがどんな順番で戦場に現れてどう使われたか、日本の毒ガス戦準備の内容と目的とその水準など、これさえ読めば君も今日から「毒ガス将校」(悪夢)。良書だと思います。
    BUN

  7. イタリア巡洋艦史 海人社

    ポラリス弾道弾載せた巡洋艦なんて凄いのが出てます(笑)

    SUDO

  8. モリソンの「太平洋戦争アメリカ海軍作戦史(改造社)」などを図書館から借り出して眺めていたりしますが、最初の4巻しかないし、手に取るとバラバラになりそうだし(1950刊)、何故かモリソンのサインがしてあるし…
    (N)

  9. 最近は雑誌ぐらいしか読む暇ねえっす(;_;)
    読んでるのも月刊GUN誌と航空ファンぐらいだし・・・
    まぐまぐマグロ

  10. クレスト選書 渡辺昇一 ドイツ参謀本部
    なぜ第二次大戦のドイツ軍が強かったのか、その源はナポレオン時代から・・・
    これはまれに見る収穫、辺鄙な本屋なのに・・・

    上のダイブブレーキですが、詳しく言えば「急降下の機速が加わる」って記述があったということです。



  11. 戸川幸夫「昭南島物語」
    原書房(?)「航空技術の全貌」
    出版協同社「陸戦兵器の全貌」
    参謀本部編纂「日露戦争史」3巻組
    大江志乃夫「日露戦争の軍事史的研究」
    山本七平「私の中の日本軍」
    「Fw190の開発と戦歴」
    牧野茂「艦船開発物語」
    牧野、内藤「平賀譲遺稿集」
    原書房「日本の大砲」
    「数式を使わないジェットエンジンの話」

    読み返したりしたやつばかりだ
    Navy

  12. ついでにこっちも書いちゃお。
    最近読んで面白かったのを順不同であげると、「山妣」板東眞砂子、「天然少女萬」こしばてつや、「5分後の世界」村上龍、「いつか勝てる」富樫ヨーコ、「連舞」有吉佐和子、「日輪の遺産」浅田次郎、「週刊プロレス」といったところであります。
    itou

  13. 最近、図書館から借りて「手元に欲しい」と思ったのは、
    「メインタンクブロ−」(戦後50年に寄せる記録) 呉鎮守府潜水艦戦没者顕彰会 1996/03出版
    値段が分かんない(非売品か?)

    潜水艦乗りの方々が編纂した日本潜水艦の記録ですが、潜水艦乗りの人達(と家族含め)の回想記
    から大戦全期の詳細な行動記録まで実によい資料です。

    佐藤利行


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