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202  フォーミュラ1に詳しい方がおられたと思いました。またしても変則的な質問です。

 「ブラバムBT46」の初号車(実戦投入されず)には、
車体側面に白くて四角い板がついており、
ラジエターに代る冷却装置であると説明されていました。
(「表面冷却装置」と呼ばれていたと思います。)
これって、「キ64」の採用した蒸気冷却装置と同じ物なんでしょうか?

 もうひとつ、現在こういった新しい冷却法の研究はどうなっているのでしょうか?
どんべ

  1. 他の分野でもそうですが、F−1でも新機軸は、少なくともレギュレーションで利用できなくなるまで、他のチームには秘密にしてしまいますので、この機構がキ64と全く同じものであったかは現在では調べるのは非常に困難になっています。ちなみに、このラジエータ方式は現在でも禁止になっていないはずです。最も大幅に発熱量の増えている現在のエンジンでは、もっと冷却面積が必要になると思われますので、今後この方式が再登場する可能性はきわめて薄いと思います。
    ということで、正確にはどの様な機構であったのかは不明です。まあ、蒸気式表面冷却であったとは思いますが。
    とにかく、ちょっと考えればわかる通り、あんなもんじゃ冷却面積が足りるわけもなく、当然のようにオーバーヒートのかたまりでした。トライアンギューラーモノコックと呼ばれていたサイドポンツーンは空洞にすることでグランドエフェクトを発生していたせいもあり、今更ここに通常形式のラジエータが設置できるはずもなく、あのカッチョいいノーズラジェーターが生まれたのでした。元々のウィングノーズは1戦限りで出場禁止になった、こじつけルール逃れマシン「BT46B「サカーカー」」に採用されましたね。
    胃袋3分の1

  2.  ありがとうございました。
    まさか、「軍事機密」だったとは…
    どんべ

  3. もひとつ思い当たりました。
    ゴードン・マレーって人は過去のことは振り返らない人なので、「あの仕掛けはどんふうになってたの?教えて!」とか言っても、「やだっ!そんな昔のことには興味ない!」とか絶対言うでしょうね。
    胃袋3分の1

  4. ↑う、トドメをさされてしまった。
    どんべ


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