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328 V2ロケットがイギリスに届いたのは全体の三分の一らしいですがそれってそんなに凄いことなのでしょうか? ほんかなんかでべた褒めしてましたが
紅葉饅頭

  1.  いまでも、衛星打ち上げの10回に1回やそこらは失敗に終わります。
    万全の準備をして、天候など条件が悪いときには打ち上げを避けても、これだけ失敗するのです。
     それを思えば、敵の空襲を避けながら、戦場でどたばた準備して飛ばしたV2が、
    3割でも目標の付近に到達したらすごいことじゃないでしょうか。
    しかも史上最初の弾道ミサイルで、開発も不十分、資材の足りない中で生産した代物だったのですから。

    便利少尉

  2. イギリスにとって、この兵器に対しては全く対抗手段が無かった、あまりにも速い速度(もちろん超音速、マッハ数どれくらいだったっけ?)で突入してくるわけだから防空部隊にとっては目標を捕らえきれず撃墜は非常に困難。もし、この弾頭に化学兵器が取り付けられていたら? 相当な脅威だったと思いますが。だから、連合軍はB17の大編隊でV2の移動発射台を全力で爆撃しているのだけどね。
    アリエフ

  3.  爆撃機で集中攻撃したのは、V2の固定発射台の方では?
    V2の移動発射部隊は数両の車両だけで構成されていて、陣地を決めてから1,2時間で発射できたようですから、
    爆撃機の大編隊を繰り出しても捕捉できないでしょう。
     湾岸戦争のスカッド狩りも、もっぱらストライク・イーグルやトーネードの役割でしたね。
    イスラエルの言うところでは、空からのスカッド狩りの成果は皆無、みたいは話しですが。

    便利少尉

  4. 昔、どこかのTV番組でやっていた話
    V1は固定発射台だったのでその発射台を破壊することができたが
    V2は列車による移動式発射台だったので発射台を発見して破壊するのが極めて困難だった、そこで、連合国はドイツの鉄道線路網を空爆でズタズタにすることによってV2を止めようとした、だそうです。

    音速で飛んでくるんですから確かに防御手段はないですよね。

    もし、ナチスドイツが国力や制空権を維持しているうちにV2を完成させていて
    どんどん打ち込んでいたらイギリスも大変だったのではないでしょうか。
    でも命中率自体は悪いから降伏までには至らないかな?

    アオキ

  5. ↑だったらこんなの造らないで飛行機や戦車を造りまくって他と思いますが・・・

    紅葉饅頭

  6. ↑そこが独裁国家というやつです。
     我々のもつ一般常識は往々にして通用しないのです。
    (まあだから、種々の味ある兵器群が生み出されたのですが)
    勝井

  7. ↑だってほぼミサイル使い捨てですよ? ロケットエンジンやら金属やら
    どれだけ利用価値があることか それとも勝井サン(ドイツ)のおっしゃることは
    それを超越した物だったって事ですか?
    そーいや使い捨てロケットのパンツァーファウストの柄ってどうしたんだろあの後
    紅葉饅頭

  8. うーん、あの当時においてなお、ドイツに英本土を攻撃する能力があり、
    しかも英国は有効な防御手段を持ち合わせていない、
    というアピールが、最大の目的ではないか。
    つまりV2号という兵器は多分に政治的色彩の強い代物ではないか、
    実より名をとってる兵器ではないかと思っているのです。
    勝井

  9. 参考までに、経済的に苦しい北朝鮮が、なぜ貴重な資金を技術的にはまだ未熟な面が多いテポドン等の戦略ミサイルや核兵器の開発又は生産に当ててきたのか、その資金を航空機、戦車等の増強・近代化に当てなかったのは何故か考えてほしい。
    相手にとって防御困難、あるいはたいへんな打撃を与える可能性のある兵器ならば、例えそれが実際にはスカだったりしても普通の通常兵器に比べ相当の脅威を与えることができる。要するに、外交カードとして相手を脅迫する場合、中途半端に通常兵器戦力の増強に努めるよりは、相当なロスを覚悟してでもこうした戦略兵器を開発する方が得策との判断がある。これは独裁国家であろうとなかろうと、どこの国でも似たことを考えるだろう。
    アリエフ


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