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一時期の流行は廃れたものの、書店によっては特設コーナーを設けるぐらい人気のある仮想戦記について質問です。日本以外の国(例えばアメリカ、イギリス、ドイツ)でも、仮想戦記なるジャンルは存在するのでしょうか? もし存在するとして、日本ほどの人気はあるのでしょうか? ツカドン |
- 存在します。僕は仮想戦記のマニアではありませんが、と学会・編『トンデモ本の世界』で紹介されている、空母に改造された大和型の4番艦『米賀』が氷漬けにされるものの戦後数十年を経て復活、当時の航空機・乗員が大活躍するというトンデモ仮想戦記『第七の空母』〔アメリカで馬鹿売れしたらしい〕のようなものから、ノルマンディーでドイツ軍が連合軍の侵攻をはね返す過程を割とまじめに書いたピーター・ツォラウス『Dデイの惨劇』大日本絵画のような物までさまざまなようです。
なお架空戦記の事ならば下のサイトが面白いですよ。
http://www02.sonet.jp/~muraji/
バトゥ
- 『高い城の男』『SSGB』を始め、ドイツが勝利した世界を描くという趣向は多いですよね。ドラキュラ伯爵が介在する第一次大戦もの『ドラキュラ戦記』なんていうのもある(その世界ではリヒトフォーヘンも吸血鬼に噛まれている)。そもそも、こうした歴史改変ファンタジーは欧米原産といってよいのではないでしょうか。日本では『連合艦隊ついに勝つ』がその始祖なのかな。それとも、どっこい西郷さんは生きていた、の『海底軍艦』まで遡るべきなのかな。
片
- 最近ありがちなのが、軍隊がタイムスリップするというストーリー。
「戦国自衛隊」という名作もありましたが、
太平洋戦争を舞台とした作品(ある程度メジャーな)に限れば
「ファイナル・カウントダウン」が元祖と言えると思います。
余談:私はこの映画、観てませんが、主題歌がすごくカッコいいですね。
どんべ
- 多数の回答,ありがとうございました。欧米にも仮想戦記小説はあったんですね。何か,とてもスッキリしました。
ツカドン
- >3
念のため書いておくと、Europeの曲「The Final Countdownn」と、映画「The Final Countdown」には何の関係もないですよ。
(N)
- 映画の「ファイナルカウントダウン」の中で使われた曲が、後に岩崎宏美が歌った
曲の原曲になったことをいったい何人が覚えているだろう…。
完全なゴミで失礼しました。
大塚好古
- 専門家登場(笑)
結論から言うと、あります。
大きく分けて2種類。
片方は「架空戦記」で、もう片方は「歴史改変SF」.
前者で有名な作家はトム・クランシーでしょうね。他にもいっぱいバカはいるもので、書店か古書店に行って、二見書房という出版社の文庫本を探してみてください。翻訳物の「架空戦記」がたくさんあるはずです。変わったところでは、光人社NF文庫(NFってノンフィクションの略ちゃうの?)が「第14空母戦闘群」とかいうシリーズを翻訳して出してます。
ただし、いずれも当然現代物です。アメリカさんはWWIIに勝ってるんですから。
日米の架空戦記の違いは、時代と、あと、ノリでしょうね。
日本の架空戦記は同人誌ノリで、アメリカの架空戦記はアクション映画ノリなんです。これは感覚の問題なので言葉で言ってもよく判らないと思いますが・・・
後者、歴史改変SFに関しては、片さんがあげたような作品を、ハヤカワや創元などが扱ってます。こっちはSFから完全に分離しちゃった日本の架空戦記と違って、SFの一形態です。
FIX
- 過去の戦争を扱った架空戦記は――
欧米でもありそうな気はするんですよね。アメリカなんかじゃボード系のシミュレーションゲームの地盤がありますから。
でも、小説の媒体ではどうなんでしょうか。採算取れるのか疑問ですが――
あ、オンラインで英語の見かけた覚えあるや。読めなかったけど。
FIX