QQCCMMVVGGTT
389 最近海軍カレーパンなるものが売られていますが、その裏の文句、
「明治の頃、英国海軍軍隊食であったカレーを日本人にあわせてライスをかけたのが……(以下略)」
とありました。これつまり、イギリスではご飯にかけて食べなかったと解釈できるのですが、ではイギリスではどうやって食べられていたのでしょうか?どなたかご存知の方、教えてください。
かすた

  1. カレーに関して幾つか考察したことがあるのですが・・・・・・

    インドカレーではルーを用いない。カレールーの存在からして、イギリスではカレーはルーを用いる料理、「シチュー」として受け入れられたのではないか?

    と思っております。そうすると、欧米でシチューをどうやって食べるのか? という問題に集約されると思うのですが・・・・・・

    明石耕作

  2.  以前、「世界不思議発見」というクイズ番組で、カレーを特集してました。で、番組中で、イギリスでもカレーをご飯にかけて食べる、と紹介してましたよ。イギリスの大衆食堂で、カレーライスを注文して出てくるシーンが放映されてました。
     カレーライスが日本海軍発祥という説は割とメジャーですが、調べると、どうも怪しいようです。日本海軍が早い段階で、カレーライスを艦内食として採用してたことから、このような説が生まれたのではないでしょうか?
     そもそも、食べ物の発祥って俗説が沢山ありますからね。
     そう言えば、肉ジャガ海軍発祥説も、眉唾のようです。何でも「肉ジャガ」なる名称が登場したのは、昭和40年代のことだとか。海軍でも、肉とジャガ芋を使った料理は確かにありましたが、肉ジャガとの直接の関係は確認されてないようです。
    ツカドン

  3.  これはイギリスではなく西ドイツ(当時)の話なので直接のお答えにはなりませんが。
     もう十数年前西ドイツに行ったとき、カレー料理店(インド料理ではない)の看板を見かけて入ってみました。
    魚のカレーなんたらと言う料理があったので注文したら、出て来たのは白身の魚(カレイ?)にどろーりとしたカレーソースを掛けたもので、付け合わせは茹でたライスでした。
    日本流にいえばフィッシュ・カレー、でしょうか。けっこう旨かったです。
     つまりヨーロッパ人もカレーと一緒にライスを食う(こともある)と言う話です。

    便利少尉

  4. なるほど。確かにインド料理店でもサフランライスと一緒に出ることが多いし、カレーとご飯の組み合わせは日本に限った話ではないようで。
    明石耕作

  5. 食べましたよ、ロンドンでカレーライス。日本のとおんなじじゃん、というのが感想です。


  6. 肉じゃが類似の食べ物は、「甘煮」という名前で、旧海軍のレシピに登場
    しているという話を聞いたことがあります。
    保存をよくするためか、現在より、甘辛い味付けだそうです。

    「世界不思議発見」でカレーを出していたのは、ロンドンの「パブ」でした。

    カレーに付いて、聞く話によれば、同じインドでも、
    北部では、
    ルー=トロミ有り、
    付けるもの=ナン(パン類似)

    南部
    ルー=サラサラ
    付けるもの=ライス(ただしインディカ米らしい。外米とか年配の
    方が呼ぶやつでしょうか。)

    に大別されるらしいです。

    SAW

  7. 横須賀市役所のHPでは、英海軍では、カレーをパンに付けていた
    とのことですが、本場インド人が、ナン(パン類似)とライスを
    の両方を食べていたとしたら、それを真似した英軍も、どちらの
    スタイルもありのような気がします。

    キャンプ富士(だったと思う)の米海兵隊は、シチューをライス
    に掛けて食べてたそうです。(随分昔の「戦マガ」に載ってたと
    思う。)

    欧州人は、ライスを「野菜の一種」と思ってるいるらしいので、
    日本人が思うほど、米に抵抗はなく。
    「あれば食う」のではないでしょうか。
    最近のMREレーションにも結構、米は使用されているようです。
    SAW

  8. >SAWさん
    くだらないつっこみですが、インドカリーの場合、ルーは使わないはずですが?
    というか、「ルー」というのは、シチューなどで用いる小麦粉をバターで炒めたも
    ののことで、カレーに用いる「カレールー」の他にホワイトシチューの「ホワイト
    ルー」やビーフシチューの「ブラウンルー」などがある・・・・・・だったと思い
    ます(自信なしです)

    で、自分なりの解釈ですが、
    インドカリー:ルーその他を用いず、とにかく食材を様々な香辛料で煮込んだ料理
    の総称。
    イギリス式カレー:各種食材をスープで煮込み、インドカリーに用いる香辛料(あ
    らかじめ調合した「カレー粉」)を用いたルーでとろみを付けた料理(?) 
    カレーライス:イギリス式カレーをご飯にかけたもの。
    ついでにカレー丼:だし汁で食材を煮込み、かれーこで味付けして片栗粉でとろみ
    を付けたものをご飯にかけた丼もの料理。

    となりますが・・・・・・うーむ、正確なところはどうなんだろう・・・・・・
    明石耕作

  9. 本来、カレーはインドの言葉で「煮汁」だったように記憶していますが。(かなり記憶あいまい。)一般的にわかりやすいことばとしてルーを使用させていただきました。

    「ジャワには、カレー茶漬けがある。」(南方に出征した漫画家、水木しげるさんのことばだったと思う。サラサラカレーを指した言葉。これも記憶幾分あいまい)

    「ビーフカレーを食べるには、回教徒の店を、ポークカレーを食べようと思えばヒンズー教徒の店を捜さなければならない。(ロンドンで旧植民地出身者のカレー店を周った人の手記)

    「シンガポールでは、本来、中華料理用の魚を使った独自のカレーがある。」
    (ある雑誌記事)

    「インドにカレー粉がないなんて誰が言った。うちでは百年前からカレー粉を作ってるぞ。」(ある雑誌に、写真入りで登場したカレー粉製造会社のインド人社長の
    言葉。)

    一口にカレーと言っても、各地、各国で独自の発達を遂げているので、この話題だけで、本が書けそうですね。(笑)

    SAW

  10. >SAWさん
     ルーのこと、分かっておられたようで。おみそれしましたm(_ _)m
     実際、カレーは奥の深いものですよねえ。上で挙がっている例以外でも、ドライカレーの発祥とかカレーパンとか、ここまで来ると、実際カレーの本が出てるかもしれませんね。
    明石耕作@学校

  11. 日本のカレーはイギリス人が伝えた物とは言われています。うろ覚えだけどイギリスがインドを支配してた時に、現地料理のカレーをイギリス風にアレンジして、そんときにできたイギリス人好みに調合したカレー粉がいわゆるカレールゥだそうな。
    本場インドカレーと違ってロンドンのインド料理屋のカレーは日本カレーに似た味だったので、日本食が恋しくなった時によく食べに行きました(もはやカレーはラーメンと同じく日本料理だと思う)。ライスかナンか、どっちか好きなほうを選ぶようになってたけど、ライスがあんまり美味しくなかったのでナンばっか食べていたような気がします。
    まほ


Back