証拠集め。
証拠を突き付け、自白へ導くため。
片

昔は、自白が一番の証拠ですが、現代は、物証が一番重要です。たとえ自白があっても、物証が全く（全くです）なければ起訴は、難しいと随分昔に授業をとった法学の教授が言っていました。
ぼるた

自白といっても刑事裁判の法廷上での自白と、警察の事情聴取を基に検察側が証拠として提出する自白とがあります。前者の場合、刑事被告人には弁護士がつけられており検察側と対等な扱いで裁判が行われるから、被告人の自己判断に基づく自白と認められ証拠能力があるとされるものの、身代わり自白ということもあり得るので、その自白を補強するための証拠（物証や他人の証言など）が必要です。しかし、検察が証拠として提出する自白については、それが被告人の発言を正確に伝えているか、警察の強制により行われたものではないかなど、証拠能力に関するテストが法廷で行われます。このため、前者の場合より、物証等の補強証拠の必要性は大きく事情聴取による自白だけでは証拠としては不十分です。
アリエフ