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513 BUN氏の真実一路の潜水艦編を読んでて思ったのですが、栄養剤が出てきますよね?そういったものは陸軍は持ってなかったのでしょうか?持っていたら、孤立した状態でももう少し健康的でいられたと思うのですが。戦史にでてくる、無補給状態での飢餓とは、それすらも食べ尽くした後のことなのでしょうか?
Yakisaba

  1. 仮定して下さい。あなたは一人暮らしで、給料日前でお金があまりなく一週間の食費を3000円で抑えなければなりません。食料の買い置きもありません。あなたはパンやら米やその他カップラーメンではなく栄養剤を買いますか?私はいわゆる栄養剤が陸軍にあったのかどうかは分かりませんが栄養剤は普通炭水化物とかではなく不足しがちな栄養素を補うためのもので食料がそもそもなければ健康を維持できないと思います。
    いおーじま

  2. >そういったものは陸軍は持ってなかったのでしょうか?
    陸軍の糧秣には栄養剤は原則としてなく、普段は兵食定量に従った普通の御飯(麦混入飯)とおかずで(大行李から食材を部隊炊事班に補給)、戰闘や急行軍になって炊爨ができなくなると、各自携帯の米と缶詰類(牛缶がポピュラー)・乾麺麭の「携帯口糧」となり、それらは隊長の命令によって通常兵食から切替えられ、口糧費消分は随伴の小行李から補充されます。それも不足がちになったり、飽きたりしたら、隊附主計が現地徴発で軍票と引換えに作戰地域の民間人から糧食を買上げます。軍紀弛緩すれば兵隊さんが各個勝手に採集(黙ってもってくる)・掠奪もします。で、その中に現地薬局から調達した栄養剤めいたものがあったかもしれません。けれど何もない孤島では、それも無理な話ですね。
    正規の栄養剤があったとしたら、それは航空機搭乗員用のものです。それも現在のようなドリンク剤の恰好とは違って、ゴム球で包んだ羊羹やパラフィン包の海苔巻・サンドイッチ、チューブ入練りチョコレートといったスナックめいたものに混入してあるか、錠剤にしてあったと思います。それらは普通の兵隊さんには決して行渡らない特別勤務者用の口糧です。
    一般の部隊での官給特別食となると、暗號や通信勤務者の食糧が(頭脳を使うからというので)割増定量となっていたりする程度で、栄養剤の世界とは発想がまるで違った次元にありました。「無補給状態での飢餓」となれば、それをまた超越した世界となって、とても栄養剤の考え方が入って来る余地がありません。

    あるめ

  3.  熱量精はどうすればいいんでしょうか?
     いまで言うカロリーメイトみたいなモノと解釈しているんですが。
    居眠り将軍


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