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638 日本において砲兵部隊はどのような場所へ布陣するのでしょうか。
周りを見渡しても、建物が建っているか山林で砲兵が布陣できそうなひらけた場所が見当たりません。田畑は面積はあっても出入りがしにくそうです。夏の水田は泥沼状態ですし、自走砲ならまだ何とかなるかも知れませんが、牽引砲だと無理に入るとはまり込んで出てこれなくなるかも知れません。
もぐら号

  1. 榴弾砲はどうして装薬量を変えられるのか、どうして大仰角を掛けられるのか。まずそれを考えるのが先では?
    sorya

  2. 自衛隊の演習場もあまりひらけた場所とは言えません(^^;
    砲兵は直接照準で射撃をする訳ではないので、あるエリアに対し砲弾が届くような場所にいればOKです、また、陣地転換も迅速に行えるように進入路が確保出来ればなおOK。

    榴弾砲がどんな弾道を描くのか、どう射撃するのかについてはご自分で調べて下さい、割と簡単にわかります。
    ooi

  3. なんとなく分かってきました。ありがとうございました。
    砲兵自身の陣地構築や工兵の支援が得られれば普段は砲が入れないところも陣地に出来るかな。
    私の住んでいる辺りが余りにも山あり谷ありの地形なのでちょっと心配
    し過ぎました。

    もぐら号

  4. お宅のある辺りの所轄の砲兵部隊は、お宅付近のどこに布陣するかもう決めてあると思います。
    SHI

  5. すでに決めているとすると、まさにそれが知りたいです。
    しかし、そうなると布陣予定地の示された資料は特科隊本部の金庫に
    極秘扱いでしまってあるかな?
    そうなるとさすがに手が出ませんな。

    レスありがとうございました。
    もぐら号

  6. >布陣予定地
     まぁいざ実戦となったときに砲兵部隊をどう布陣するかは、その時の状況(敵目標の位置や距離等)によって変わってくるでしょうが。
     ちなみに、陸自特科部隊の主力火砲であるFH-70は通常弾で最大24,000mの射程を有します。

     ときに、ご質問者様が住んでらっしゃる地域を管轄する陸自は旅団でしょうか?(笑)
    (特科隊なんて編制があるのは旅団だけ)
    ブラック・タロン

  7. >>6
    そうなんです。わが郷土部隊は旅団になってしまいました。
    岡山県奈義町日本原駐屯地第13特科隊。




    もぐら号

  8. >>3

    >砲兵自身の陣地構築や工兵の支援が得られれば普段は砲が入れないところも陣地に出来るかな。
    確かに可能ですし、訓練もしていますが、現在では実戦時にそうした手間のかかる対応はほとんどしないでしょう。
    ここ当分の間、侵攻する敵が強力な航空支援や遠戦火力を有する可能性は乏しく、わが野戦特科部隊が事前構築を要する堅固な陣地によらねばならない事態は想定しがたいと見積もられます。
    この前提で↑>2,6でご教示のあった榴弾砲の間接照準の長射程火器という特性を考えれば、広い範囲内から平坦な地点を選んで展開するのが基本になります。

    >私の住んでいる辺りが余りにも山あり谷ありの地形なのでちょっと心配
    し過ぎました。
    ↑>1、2のご指摘を勘案してもなお榴弾砲による射撃が不能な場所は非常な山奥等に限られ、そうした場所に出現しうる敵はおおむね普通科の迫撃砲等で対処可能であり、通常は野戦特科部隊の出動を要さないと思われます。
    また、必要なら航空機による攻撃も可能でしょう。


    >>4
    >どこに布陣するかもう決めてあると思います。
    わが国土の大半については、実質的には主要な観測点適地と戦砲隊(射撃中隊内の単位)級の展開適地をおおまかにリストアップしてある程度です。
    現時点は、想定される侵攻が小規模ゆえに場所や敵の装備が絞り込めず、また各野戦特科部隊には隊区内等の網羅的かつ詳細な地誌調査が可能な人員数の配置がありません。このため、自隊の直上レベルの防衛計画に沿って自衛隊施設等周辺への攻撃については具体的展開計画を定めているものの、その他の地域については一応の目安程度のものしか存在しません。
    この程度の準備でも、前述のように陣地構築の必要性が乏しいうえ、位置標定・測量技術の進歩でとっさの展開でもかなり迅速・正確な射撃準備が可能となったので、当分の間は大きな支障はないと思われます。

    ただし、安全保障上重要な極めて限られた場所については、かなり詳細な計画が現存するものと思われます。たとえば対馬は、安全保障上の重要度が高く、かつ厳しい地勢だけに部隊運用には事前の詳細な地誌把握が不可欠という事情があり、増援予定の特科部隊についてもかなり綿密な展開計画が策定されているものと思われます。また、かつての対ソ戦想定時には、稚内周辺や音威子府周辺等については詳細な展開計画が存在していました。

    >6
    >>特科隊なんて編制があるのは旅団だけ
    (恐らくこれは最近のスレッドだと思うので。14年3月以前のものならお詫びします)
    第1師団の野戦特科部隊も13年度末の改編時に規模を縮小されて特科隊になってしまいました。あわせて本部等も駒門から北富士(第1特科連隊時代はその一部のみ所在)へ移動しています。
    はつゆき

  9. >>8
    詳しいご説明ありがとうございます。
    疑問解決です。

    もぐら号


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