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703 第2次大戦で米軍の一部の空挺部隊隊員が頭髪をモヒカン刈りにしていましたが、これには何か由来があるのでしょうか?
ただの威圧効果だとしたらヘルメットを被れば意味がないですし。

また、映画などでよく見る高いところから飛び降りる時の「ジェロニモー」という叫び声は第2次大戦の米軍空挺部隊から始まったという説をきいたことがあります。
これは、モヒカン刈り→インディアン→ジェロニモという短絡的思考から来ているのでしょうか?
まるに

  1. 威圧効果よりも、少し変わった髪形をして仲間内で目立とうとしていただけではないでしょうか?ほとんどの連中は、バリカンで頭の上まで刈ったような五部刈りか普通の短髪なんだろうし。
    西部劇映画に刺激されて、如何にも勇猛果敢そうに見えるモヒカン狩りを真似たということではなかろうか。
    アリエフ

  2. 調べてみたら1920年代頃は西部劇映画がたくさん作られていて、名作とされるのでモヒカン族の最後(The Last of Mohicans、最近リメイクされたけど)がある。やはり映画の影響が大きいと思う。
    アリエフ

  3. また余談、戦後の日本でGIカットとして流行したリーゼントの変形と考えた方がいいのかもしれない。軍隊は衛生の問題もあり短髪にしなくてはならないので、サイドを刈り上げ上も短めにするわけだが、それでも前はなるべく残したいので庇のようなリーゼントになる。それを極端にすればモヒカンっぽくなる。
    サッカー選手のロナウドがやってたような大五郎カットもあったんだろうか・・

    アリエフ

  4. 興味深い問題です。

    何故かはおいておいても、ヘルメットを着けていない兵士の写真というのは少ないのでどの戦場でどのくらいモヒカンにしていたのか判り難いというのもこの問題を深くしていますね。
    まるにさんはどこでモヒカン狩刈の空挺隊員がいるという認識をされたのでしょうか?

    映画ネタですみませんが、空挺が出てきた『史上最大の作戦』『プライベート・ライアン』『遠すぎた橋』『バンド・オブ・ブラザース』等ではどう描かれていたでしょうか?。

    戦場写真では先にも述べましたが、ヘルメットを被っていない写真はめったにないし、たまにあっておモヒカンにはお目にかかりません。
    明快なのは1945年3月ドイツ本土への降下作戦での第17空挺師団(戦時中編成され、戦後まもなく解散した空挺師団)の兵隊で、一個小隊くらいの兵隊が集団でモヒカン刈にしている写真がロバート・キャパの手になっています。全員うなじから前髪まで真ん中だけ残して両サイドを完璧に刈り上げています。この場合目的は集団の契り『バンド・オブ・ブラザース』でしょうね。

    SHI

  5. >アリエフさま
    >如何にも勇猛果敢そうに見えるモヒカン狩りを真似たということではなかろうか
    とりあえず恰好から、という感じですかね?(笑)

    >SEIさま
    >どこでモヒカン狩刈の空挺隊員がいるという認識をされたのでしょうか?
    恥ずかしながら写真などで実物を見たことはありません。
    知識としては書籍などで読んだのだと思います。
    画像としてはプラモデルのパッケージイラストが印象に残っています。
    http://www.dragonmodelsltd.com/html/6010v.htm
    まるに

  6. ゴミ
    映画「007カジノ・ロワイヤル」では、インディアンの007がパラシュート降下してました。「ジェロニモー」の駄洒落であることに気づいた観客はどの程度いるのだろうか。
    カンタニャック

  7. 某テレビ番組を見ていたら、D−Day前日の英国における空挺隊員として101空挺師団のワッペンを着けた一個分隊くらいのモヒカン刈りが出てきました。これも目的は『バンド・オブ・ブラザース』だと思います。
    また、この場面が場所と時間で『事実』なら、82の軍曹が、101のモヒカンを指揮している、まるに様ご紹介の絵もD-Dayとその数日以内コタンタン半島のどこかでの場面とすれば(失礼ながら)嘘ではないと言えると思います。これがコタンタン半島のどの辺で何月何日頃?、と考えると結構面白い研究課題ですね。


    SHI

  8.  >5 
     モヒカン狩りの空挺隊員の写真は、以前サンケイ出版から出されていたWWIIシリーズの「空挺作戦」か「Dデイ」の中等に載っていたと思います。「バンド・オブ・ブラザーズ」の原作の中にも、写真はないですが、その記述がありました。もっとも、実戦を経験してその厳しさを知った兵士たちは、その後誰もそんなことをしなくなった、といったことが書かれていました。
     
     

    Sgt

  9. 「地質学野外実習」と言う科目がありました。
    約2ヶ月、15人が山に篭って地質調査を行います。
    下界の人とは買い出しの時しか接触しません。
    もう、夜のトランプとAMラジオ、少数のカセットと文庫本くらいしか娯楽がありません。
    「笑い」が欠乏が深刻な問題となり、
    どっちみち、シャバの人とは会わないので、
    頭を剃ってスキンヘッドにしたり、片眉を落として大山増達のマネをする事により笑いを提供した剽軽者までいました(私ではない)。
    各人の個性がほとんど、剥奪された軍隊生活。
    短髪の制限の中で、せめて髪型だけでも
    個性を出したい、笑いを提供したい、と思うのは当然かもしれません。

    無頼庵


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