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704 第二次大戦における東部戦線の航空戦記の中で、「今日はホンチョが出て来た」とありました。訳注で「日本語の班長からきたもの」とありましたが、この「ホンチョ」以外に、日本語を語源として一般化した軍事用語はありますでしょうか?今のところ「カミカゼ」ぐらいしか思いつかないのですが。
ウーフー

  1. 辞書にも載ってるものとしては「少し」が語源の
    「skoshi」または「skosh」は使われるようです。
    スコシタイガーなんてのもありましたから、いちおう軍事用語になるかなー?
    ほしさと

  2. 一般化とまで言えるかどうかはともかくとして”Banzai attack”。
    便利少尉

  3. 過去ログ
    http://www.warbirds.jp/ansq/9/I2000402.html
    バツ

  4. ご質問の趣旨にあっているか、やや不安ですが、ミリタリ関連で使われる日本語起源の言葉とするなら。

    ニンジャninja
    釘先を立てた台 《イスラエル軍の, 車両のタイヤをパンクさせるために用いられたにわか仕立ての破壊工作装置》(リーダーズ+プラスV2)

    同じくニンジャ
    コンゴ共和国の「ニンジャ」部隊。(前首相派民兵部隊、敵の大統領派民兵は「コブラ」部隊だったと思う。)
    http://plaza10.mbn.or.jp/~yebisu/yajiumadedondon/world/2003/21.htm
    たしか、インドネシアの民兵にも「ニンジャ」がいたはず。

    これはウラ取ってません。
    NINJAS(ニンジャ)――SWATチーム員の俗語。
    http://hanran.tripod.com/spycounterspy/fs012.html
    カンタニャック

  5.  人間が乗って誘導する航空機発射巡行ミサイルを一般に「BAKA BOMB」と
    呼んでいましたよね。スマート爆弾は、これに対する反語なのでしょうか。



  6. >5
    Smart bombの対義語はdumb bombですね。
    「人間が乗って誘導する航空機発射ミサイル」でBakaと言うコードネームを奉られたものはありましたが、
    「人間が乗って誘導する航空機発射巡行ミサイル」が一般的な兵器かどうか?
    便利少尉

  7. 4>
     アメリカ陸軍の空挺部隊には、ニックネーム「Rakkasans」を持つ部隊がいますねえ、そういえば。

    「トーゴー・ターン」と「ヤマモト・オプション」(敵司令官を狙い撃ち)ってのは、一般的軍事用語なんだろうか?
    tac

  8. War Toyotas =機関銃を積んだピックアップトラック、主にアフガニスタンなど中東諸国で使用。アフリカでは「テクニカル」の名称の方が一般的。
    http://www.aber.org.uk/toys/dictionary/display.php?eid=380

    以下蛇足
    Shogunate=将軍政治、軍事独裁政権 現在ではほとんど死語か(20年ほど前のパロディ系アメコミで使っているのを見たが)。

    Tycoon=大君、徳川将軍、大立て者、ワンマン、独裁者。Tycoonのあだ名をたてまつられた有名人は多いが、もっとも著名な人物はエイブラハム・リンカーンだろう。(Shogunate やTycoon が南北戦争前後にどのように使われたのかは興味深い)
    カンタニャック

  9. Shogunateはあまり見掛けませんが、Tycoonはもうすっかり一般名詞化していますね。
    日本語で「メディア王」なんて言っているのが、むこうでは”Media Tycoon”だったりするし。
    Taikunとかでなく、Tycoonと綴りが英語化してしまっているところからしても、
    もう日本史上の特定の地位を指していたと言う意識はないんでしょうね。
    便利少尉

  10. 軍事用語ってわけじゃないですが,hibakusha は戦争によって輸出された日本語ですね.Random House English Dictionary では「1945年の広島・長崎の原爆攻撃で生き残った人」と限定的に定義してありますが,チェルノブイリの事故の報道でも英字新聞などでは hibakusha を使用していました.
    ウマシカオ

  11. 必ずしも軍事用語ではありませんが、インドネシアの国定歴史教科書(日本語訳)
    の中に「ロームシャ」という単語が出てきます。労務者のことですね。強制労働
    被害に関する記述です。

    またシンガポールあたりで「ヘイホ」(兵補)という言葉を耳にしたことを北杜生氏が
    「ドクトルまんぼう航海記」で触れています。ただしこれは1960年頃の話です。

    内巻き

  12. みなさんお答えありがとうございます。
    自己レスでたぶんゴミレスですが、先日韓国空軍F−4Eのパイロットの方と話す機会がありまして、その方によると、
    「F−5との異機種間格闘訓練における有視界戦闘の時、F−5の戦法として「ヨウジ戦法」というのがある。F−5の正面面積の小ささを生かしてただ相手に向かってまっすぐつっこむ。そうすると、同機種間戦闘訓練になれたF−4パイロットはその小ささ故に発見が遅れ、撃墜される」という話でした。この「ヨウジ」はもちろん「爪楊枝」のヨウジです。が、韓国語には軍事用語としてでなく普通の日本語として入った言葉が多々ありますので、ちょっと違いますね。
    ウーフー

  13. shogun bond (東京外貨建債)なんてありましたね.ちょっとネットでしらべると,=geisha bond で,こうなるとボンドガールみたいですね.
    ウマシカオ

  14. 軍事用語ではありませんが。
    フィリピンでは蚊取り線香を「カートリ」と言います。
    なんでも旧軍が持ち込んだ蚊取り線香が語源だとか。
    日本語に外来語が沢山あるように、他の言語にだって外来語は沢山あります。
    そして悲しいことに、異文化の出会いが軍事的衝突という形で行われるのは、珍しいことではありません。
    ツカドン


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