QQCCMMVVGGTT
713 日本海軍士官総覧を見ていると、大正の前半くらいまでの
海兵の卒業生で、若くして(少尉候補生、少尉、中尉、大尉くらいで)
免官となっている人が1期あたり数人います。以後少なくなり
昭和にはいるとあまりいません。これら人の免官の理由は何なのでしょうか?
卒業成績とは関係なさそうですし、病気のよるものと考えてよいのでしょうか?
中には5・15事件の参加者等、理由のわかる人もいますが
毎期、事件を起こす人がいるとはとても思えませんし。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご回答お願いします。


10-Q

  1.  軍縮による退役は考えられないでしょうか?それとも、やはり免官であって、退役ではないのでしょうか。
     どなたもお答えにならないので、思いつきを。

    hush

  2.  「一身上の都合」でよいのではないでしょうか。
     サラリーマン(この場合は公務員の方が適切ですね)が、勤め先を辞める理由と同じことで、個々人ごとに理由は異なると思います。
    印度総督

  3.  ええと、この方面にはもっと詳しい方がいるはずですが…
     現役を退いた士官は予備役に編入されるのが原則ですが、「免官」は予備役にならず、完全に軍籍を離れる場合をいいます。
     予備役は、軍人としての資格を持ち続ける代わり、戦争になれば多くの場合召集されます。免官の場合は軍人としての資格を失いますが、予備役のようには召集されません。
     基本的には軍人としての資格を持ち続けるメリットと、召集される危険などのデメリットをどう評価するかの問題と考えるべきなのかも知れません(自信なし)。

     以下、無責任な想像。
     1)明治・大正・昭和と、だんだん予備役軍人のステイタスがあがってきた(それなら、軍人不人気の軍縮時代には免官が増える筈だが…)。2)士官が軍を辞めようとしても、予備役なら比較的簡単に認められるが、免官はなかなか認められないように変わってきた。3)若い士官が海軍とケンカして辞めるとき、明治期には海軍とは金輪際おさらばだと考える猛者が多かったが、昭和期にはそれでも海軍に未練を持って予備役に止まる軟弱者が増えた。
     
    追伸 5・15の関係者は、失官ではないでしょうか?
    カンタニャック

  4. 再考
    5・15関係者の場合は有罪判決で失官する前に、免官になっているのでしょうか。
    カンタニャック

  5. ご回答ありがとうございました。

    なお5・15の関係者については、昭和8年11月9日に判決がなされ、黒岩勇予備役少尉は11月9日に三上卓中尉、古賀清志中尉、山岸宏中尉、中村義雄中尉、林正義少尉、伊東亀城少尉、大庭春雄少尉、村山格之少尉は11月13日に、免官になっています(階級は事件当時のもの)。失官との順序はわかりません、すいません。
    10-Q

  6. >5
    ありがとうございます。
    有罪判決を受けると自動的に失官すると、私が誤解していたようです(汗)。
    http://homepage2.nifty.com/nishidah/mls201.htm

    カンタニャック


Back